第4回公認心理師試験が行われました
京都コムニタスでは、公認心理師養成における各大学の対応について調査をしています。まだまだ、調査結果がそろうまでには時間がかかりますが、このコラムで、各大学からいただいた回答をもとにわかってきたことについて少しずつお知らせします。まとまったものは、いずれ当塾のホームページでお知らせする予定になっています。今のところ、多くの大学が、対応に苦慮しているという印象です。現時点で、これから公認心理師を目指す方々が素朴に疑問に思うであろうことを質問させていただき、回答をいただいているところです。もちろん、まだ未定や、準備中が一番多い回答になりますので、追って調査させていただく予定にしております。もし、取材に行かせていただけるのであれば、ご連絡いただけましたら、すぐに伺います。是非、ご一報いただきたく思います。
今、気になる点をいくつか挙げてみます。
1)カリキュラムは決まっているかどうか?
公には「準備中」というところが多く、カリキュラム案はほぼ固まっているという学校がいくつかあります。
2)実習先等決まっているかどうか?
ここが最大の難所のようです。明確に定まっているといえる学校は今のところほとんどありません。学部80時間、大学院450時間の確保は容易ではありません。ちょっと無茶ぶりな感じもします。
3)臨床心理士の養成と同時並行に行うのか?それとも別に公認心理師コースのようなものを作るのかどうか?
これもかなり気になる問題かと思います。今のところ、ある程度予測通りですが、公認心理師コースは作らず、両資格に対応できるカリキュラムになるのが主流です。やはり臨床心理士指定大学院と公認心理師養成を分けるというのは、あまりにも不合理です。ただ、臨床心理士指定大学院をやめて、公認心理師養成一本に絞ることを検討している学校もあるようです。
4)大学編入での対応は可能なのか
私たちにとって重要課題です。一年か、二年は難しい印象です。特に実習80時間の確保が難しいようです。数年後には、前の学校で取得した単位次第で、編入で対応してもらえる可能性が高まりそうです。
5)大学院で、学部の科目を取得した場合でも、それは認められるのか
これは、明確に認められないという回答がありました。学校によって対応が異なるようです。
学部卒業を要件と見るか、あくまで単位取得を要件とみるかは、法律文の読み方で解釈が割れる面があります。
6)放送大学等の通信制大学で科目を取得した後、大学院へ行くということは可能なのか
これが今最も多い疑問かもしれません。これについてはほとんどの学校が回答ができないということです。ただ、学部で必要単位をすべて取得して(卒業して)いれば、大学院での受け入れはしてくれるのが一般論のようです。
まだ、個々の大学名は出せませんが、いずれまとめていきたいと思います。私たちとしては、これから公認心理師を目指す方、個人個人にあわせて、最短距離で公認心理師に届く道筋を描いて、お届けできるだけの情報収集を行って参ります。
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