最近の圧迫面接事情
最近たまに聞かれるのが、座右の銘、あるいはあなたが大切にしている四文字熟語は何ですか?という質問です。これは、ある程度の構えがないとなかなか言えるものではありません。REBTの中には、この座右の銘に使えそうなフレーズはたくさんあります。例えば「健康でネガティブ」「責任ある楽観主義」などは私は好んで使います。座右の銘の銘とは、石やら金属やら固いものに刻むことですから、忘れず、心に刻み付けている言葉が妥当です。エリスは、エピクテトスの言葉「人は物事によって悩むのではなく、その受け取り方によって悩むのである」をよく引用していましたから、人生哲学として、このようなフレーズを刻み込んでおくことを良いことだと考えたのだと思います。
面接でこのような座右の銘が問われる理由は、以上から見てもわかりやすく、その人の生き方が問われているのだと考えられます。やさしさだとか、ボランティア精神だとか、そのようなことだけではなく、合理的にどのような考え方に基づいて生きているのか、ということが問われていると言えます。日本人は無宗教だと思い込んでいる人が多いため、自分の生き方について、何かを参考にする、ということがあまりないようです。例えば仏教にも参考になる言葉はたくさんあります。一期一会などは、茶道でよく使われますが、もとは仏教用語です。諸行無常などは、使い方はたくさんあります。例えば、諸行無常は、あらゆる事物は、一瞬とて、同じ状態ではなく、常に変化しているという事実を指します。例えば、骨折をします(知っている人は笑わないように)。その瞬間から、回復に向かって、骨はくっつく方向にいくことは予測がつきます。しかし、普段から、骨は、動いていますし、成長も退化もしています。骨だけに限らず人間全般、目に見えない変化はたくさんしています。また、人生で最大の幸福を感じたとします。でも諸行無常の法則にはめると、その瞬間から、幸福でなくなっています。しかし、これは不幸にも言えることで、人生最大の不幸を感じたとしても、その瞬間からそうでなくなっていっているということです。これを心に刻んで、常に今ここの状態を可能な限り正確に把握して、自分がいまどの方向に向かって行っているのか、それをどうとらえようとしているのかを、いつも考えるようにしています。
こんな言い方をしてみるといいかもしれません。
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