看護大学編入面接事例
何とも使い古された表題なのですが、あらためて、近年の傾向を踏まえて記します。看護大学3年次編入試験に限ったことではありませんが、私たちが手がける入試のほとんどでこの面接が課せられます。この入試では金沢大学は、例外的で面接も書類もありません。しかし、通常は面接が重要であることは間違いありません。やはり準備をしっかりしておくことが大切です。準備できることは、基本的な問いに対するものになります。基本的な問いとは、志望理由、編入する理由(大学院でない理由)、大学の中でどんな学びを得たいか、卒業したらどうしたいか、短所と長所、自己PR、看護師になろうと思った理由、時事問題、趣味や特技、看護師として働いて大変だったこと、リラックス方法、このあたりが基本的問題です。
相手方が求めているのは、まず一般の学生との違いが明確な、現場の経験であったり、実習の経験です。だから、単に「勉強したいです」では、相手の要求を満たしていません。一人の看護師として現場に出てきた経験を、他の学生にも伝えてくれることを期待されています(このようにはっきり仰る先生もおられます)。大学のホームページやパンフレットにはあまり書かれていないこととしては、国公立看護大学は、近年は大学院に進んで、研究をしてくれる人を望んでいます。看護学研究は、やはり現場の裏付けが必要ですので、看護師経験者に期待するのです。そのため、その大学がどのような医療や看護に力を入れているかを調べておくことは必須です。いずれにせよ、編入後の具体的なプランを持っておくと、より説得力のある回答ができると思います。また最近は専門看護師を志望する人も増えています。その場合、よく聞かれるのは、大学卒業後、そのまま大学院へいくのか、それとも再度臨床に出てから再び大学院へ行くのか、など具体的に聞かれることがあります。これは確実な正解はありません。それぞれの経験年数と、専門分野によります。是非、考慮に入れておいてください。
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