前期試験合格者の入学までの過ごし方

井上博文

井上博文

テーマ:勉強方法

前期入試も終盤になりました。合格者も順調に出ています。当塾の場合、合格後も多くの方がしばらく塾に来られます。そのような方々から、入学までの間どのように過ごせばよいのか質問を受けます。多くの人は、「まだまだ勉強が足りない」と思っておられます。2月に合格した人は、一息つく間もなく入学しますので、特に過ごし方と言えるものはありません。しかし9月、10月に合格した人は、入学までに時間がありますので、せっかく勉強したことが、入学までにきれいさっぱり消えてしまうのではないかという不安を感じる人も少なからずいます。もちろん、学費を稼がないといけないという人もいれば、看護系の方などは、職場に迷惑をかけたから、戻らないといけないという人もいます。

私がよく言うのは、とりあえず、確たる用事がなくてもいいので、自分が合格した大学に足を運んでみることです。これから二年間通う学校ですから、交通のことも知っておいた方が良いですし、臨床心理以外の施設を見ておくことも大切です。また学部生の雰囲気を見ておくと、だいたいどんな大学かがわかります。先生と会えるなら会っておいても良いと思います。一方で、もっと勉強を続けたいと言われる人もいます。学んだことをもっと深めていきたいと考えて、勉強するために継続して塾に通う人もいます。今年は「コムニタスロス」なんていう言葉を言ってくれる人もいます。
京都コムニタスでは、例年、年末が近くなると、合格者対象に、臨床心理士が、合格者用コースを開いています。私もREBTの講義をしています。臨床心理士指定大学院の場合、入学するとすぐにトレーニングが始まるところが多いので、やはりある程度心と体の準備は必要です。二年間というのは短いですので、その中で、理論を学びつつ、技法を学びつつ、テストを学びつつ、単位をとりつつ、研究をしつつ、実習に行く、などということを怒濤のようにこなす日々が続きます。いずれにしても、入学してからが大切です。その二年間を充実していたと後から言えるように準備することを意識しておきましょう。


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井上博文
専門家

井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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