猫に対する真面目な研究

井上博文

井上博文

テーマ:実は難しい研究計画作成方法

猫の毛色と攻撃性は関連がある可能性が示唆される
と題する研究を見ました。事の真偽は知りませんが、研究ってのはこうやって始めるのだろうなぁ、と思わせるものです。おそらく自分の家で飼っている猫が攻撃的だと思う人が、攻撃的な猫に対して、何らかの法則を見いだしてやろうと思って着手したのだろうと思います。まずこういった研究は、動機が明確です。多分、猫にひっかかれるか、噛まれるかした人が、穏やかな猫と比べて、「なぜだ?」と思ったのでしょう。そうすると、その人は、猫を観察します。そうすると、人間に攻撃的な猫が視界の中心にいると思いますが、猫同士でも攻撃性の強い猫とそうでない猫がいることに気づくでしょう。そうなると、猫の攻撃性と関係がありそうなものをできるだけ並べて、仮説をたて、検証方法を考えます。それが以下。

    今回、米カリフォルニア大学デイビス校獣医学部の研究者らは、猫の飼い主1274人を対象に
    オンラインアンケートを実施。飼い主および猫の年齢や性別、住環境に始まり、猫の毛色、
    人間やほかの猫に対する攻撃性、人や猫に対してどのような闘争的な行動を見せるか、
    問題行動の有無、動物病院での行動などについて回答してもらった。

ここまでの方法を組み立てることが研究計画では大切になります。結果は、
攻撃的な猫の毛色
 ・三毛猫
 ・黒と茶(赤)が混ざったサビ猫
 ・白黒猫
 ・灰白猫

 穏やかな猫の毛色
 ・灰色猫
 ・白猫
 ・黒猫
 ・トラ柄の猫

だそうです。「へぇ~」って感じです。確かに、私は白黒猫に攻撃を受けることが多いような気がしてきます。まぁ、これは次やってみると、違う結果かもしれませんので、回数を重ねた方がいいという結論になるかもしれません。でも、こういった記事を見ると、研究計画の参考になる点はたくさんあります。



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井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

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