力が発揮できないのは不安に負けているからです
よくスポーツ選手は、「自分のパフォーマンス」をしていれば結果はあとからついてくる、といった発言をします。「力を出し切れば・・・」こんな言い方もあります。しかし、私たちが手掛ける受験は、自分のパフォーマンスだけでは結果は出ません。他人との比較もあります。したがって、「どちらも大事」です。学科はやはり他人との比較になります。ただ、採点者の主観がないかというと、そうでもないと思います。私たちが大学で定期テストの採点をしている時にも、毎年あるのですが、私たちが見ても驚くほど素晴らしい回答をしてくれる人がいるのです。定期テストの論述問題で、英語の本を複数引用して、過去の説と自分の回答との整合性を取り、自分なりのオリジナリティのある見解まで差し込んでくる、といったこともありました。こんな人が一人でも出ると(そうそう何人も出ませんが)、その点数が基準になります。もちろん、採点者も考えますので、100点満点などという点数はつけませんが、それなりの高得点になります。そうなると、他の受験者は、どうしてもその基準と比較されることになります。この場合、点数のみの比較というよりは、回答の中身の比較がなされるということになります。
一方で、面接は、他人との比較を意識するというよりも、いかにして、自分作りを準備としてしておき、本番でそれをパフォーマンスするかがポイントです。誰か他人のパフォーマンスに振り回されることを意識する必要はほぼありません。しかし、それだけでは足りません。このようなパフォーマンスは、相手の要望があってはじめて成り立ちます。プロは顧客の要請に応えなければなりません。それに振り回されすぎてもいけませんが、ある程度、意識しておかねばなりません。このさじ加減が難しいところです。成功する人は、自分のパフォーマンスと相手方の要請に対する応答のバランスが非常によくできるのです。是非、意識しておきたところです。
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