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井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

ピアカウンセリングの練習

2016年7月17日

テーマ:REBT 論理療法

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

花園大学に出張講義で、REBTのピアカウンセリングのレクチャーをしてきました。今回で私のレクチャーは最終回です。みなさん、前回、デモンストレーションを見ていますので、ある程度進め方は理解していますが、それでも、実際自分でやるとなると、なかなか大変ですし、緊張もします。もちろん、最初は誰にでもありますので、乗り越えていかねばならないのですが、やはり、成長のためには、心がけと言いますか、常に意識しておきたいこともあります。REBTでは、可能な限り具体的に話を聞き出すこと、可能な限り、深く問題に切り込んでいくことが必要です。最初は、「どこまで?」という疑問がついてまわりますが、練習の時には、むしろ恐れず、どこまでも、と思うことが重要です。このあたりが傾聴とは異なるところです。REBTが一切傾聴をしないということはありませんが、すべてを傾聴基準で考えているわけでもありません。ABCの枠組みを踏まえながら、問題にしっかり切り込んで、論点を整理し、特に感情を発生させるBをうまく特定していくことに目を向けたいところです。
ピアカウンセリングの良いところは、仲間内ですので、比較的具体的に聞きやすいところにあります。また、自分がクライエント役をすることも重要です。クライエント役の目線として、セラピスト役を見たり、導いてみることも勉強になります。もちろん、セラピスト役は、簡単に導かれてはよくないのですが、クライエントがどういった感情をもって、どのようにセラピストを見ているかについて考えておくことは重要なことです。またピアカウンセリングは、REE(Rational Emotive Education)でも用いられており、教育的効果も期待できます。自分の感情に気づいたり、あるいは解決に持っていこうという意識が芽生えるだけでもかなり違ってくると思います。セラピストは、他者とかかわって、問題解決の手伝いをしますので、その技量を学ぶには、非常に重要な練習です。




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