良い質問と良い回答を学びましょう
今、必修の授業では、面接対策を行っています。今週は「行動」に着目しています。行動が重要であることは、誰でも納得できる話です。行動が重要でないという人はまずいないでしょう。今回のコラムはこのコラムの延長線上にあります。そこでは、行動を言葉にして伝えることの重要性を述べたのですが、今回は、その行動を実際にとる時の話ということになります。
まずポイント①ですが、「相手に見える行動をとる」ということです。
もしかすると、これ見よがしで、あまり良い印象を抱かないかもしれないのですが、見てくれる人を意識することは、必ずしも悪いことではありません。私たち塾教員は、常に他人から見られる仕事です。生徒から見られていないと、こちらからも生徒が見えないということになってしまいます。だから、少なくとも、私は、塾内では、最も目立つ場所に鎮座しています。玄関を入ってすぐのところに私のデスク(らしきもの)があります。
大事なことは、私がここにいることです。それはそれで一つの行動です。常にここにいれば、あとは生徒さんが、何かしらを持ってきてくれて、一緒にそれを作り上げていきます。だいたい、私の左手側に座るのが定着してきました。
次にポイント②ですが、「説明のできる行動をとる」ということです。言い方を変えれば、説明することを意識した行動をとる、説明のつかない行動は、そもそもしないか、なかったことにする(記憶にありませんというやつです)。さらに言い方を変えれば、根拠が出せる行動をとるということです。そうすると、インターネットは、ある意味説明のしにくい行動です。根拠が残りにくいのです。「何してましたか?」「ネットしてました」という説明は、例えばアリバイにはならないでしょうし、そのようなシチュエーションでなくとも、あまり気持ちの良い説明ではないと思います。自分の行動に説明をつけられるようにしておくと、意味不明な行動(言動も含む)は自然と少なくなります。また、嘘をついて他人を誹謗中傷するような行動をとってしまうと、説明も嘘になり、二重以上の嘘を重ねてしまうことになります。こうなると最後は見るも無惨です。したがって、説明できる行動をとるというのは、根拠が明確であり、嘘のない行動ということになります。
最後にポイント③ですが、「目標が明確な行動」です。今、自分のとっている行動は、何を目的としているか、何を目指しているか、何を目標値としているか、こういった指標があると良いでしょう。その目標設定までには、通常プロセスが明確にあるはずです。そのプロセスを形にして、その上でスタートからゴールまでのロードマップを描き、それに沿った最短距離の行動を描き出すのです。そうすると、無駄な行動が減りますし、その意味で合理的な行動をとることができます。
このようなポイントを押さえた行動をとると、本番で説明しやすくなります。是非、参考にしてみてください。
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