想定外が起こった時にわかる強さ
ちょっと刺激的な表題ですが、最近、社会人の方からこの質問をよくいただきます。当塾は「大人が勉強できる塾」と言うだけに、社会人の方が、たくさん来られます。社会人のモチベーションの高さ、経験の豊富さは、大学生にとっても非常に良い刺激になっています。しかし、社会人には社会人の悩みがあります。仕事を一線でしている人もいれば、自営業の人、育児真っ最中という人もいます。かつては、校長先生や教頭先生もこられたことがあります。もちろん、現役看護師さんもよく来られます。どの社会人でも、共通して思うことが、「効率の良い勉強方法」です。彼らは、決して、勉強をしたくないのではありません。できるだけたくさん勉強をしたいという思いがあるのですが、どうしても時間の関係上、限界があるのです。生活があってはじめて受験や進学も成り立つわけです。その限界ぎりぎりのところで新しい目標に向かって勉強しようという意欲は間違いなく今後に活きると思います。しかし、その目標達成のためには、どうしても限られた時間で、目に見えるという意味で効率の良い勉強方法が必要です。しかし、これはなかなか明確なものがないということと、スポーツでも同じ事が言えますが、短時間の場合、負荷を強くする必要がありますので、疲労感が伴います。この疲労を「心地よい」と思えるようになってくると、一歩前進です。これは半分は精神論ですが、もう少し明確な意味での効率の良い勉強方法もいくつかあります。まずは、目標をできるだけ明確かつ詳細にたてることです。目標設定力は非常に重要です。「なんとなく旅行に行きたい」という人と「10日バリ島に行ってサーフィンをしたい」という人とでは、達成度は全く異なります。前者は旅行さえ行かない可能性も十分にあります。英語を学ぶ際も同様のことが言えます。英語学習は意外と目標設定をするのが難しいものです。毎日の目標を妥当な範囲でたてる練習をしましょう。
次に全体像を掴む練習をしましょう。心理学など専門の勉強をする際に意識をすると良い勉強ができます。全体像が大きく、具体的であるほど、良いと言えます。
次に記憶関係ですが、まずはアウトプットの意識付けをしましょう。書くことを推奨するわけではありませんが、仮に書くにせよ、インプットのために書くのではなく、ある程度の量を目標にして、それを達成するまで書くのです。そうすると「できた」という印象と、ここまではできない、というラインが明確になり、次の目標が立てやすくなります。
最後に最も抽象的ですが、感覚を研ぎ澄ましましょう。社会人は時間が限られますので、余裕がすぐになくなるものですが、余裕のない時ほど、感覚を研ぎ澄ますことを意識しましょう。それが良い循環を作るはずです。おすすめは、博物館などに行って、一流の文物を見ることです。時期が合わず閉館の時もあるかもしれませんので、そういう時は、食事に気を使うのも一つの方法です。余裕のない時は食事がおろそかになりがちです。特にお腹に入ったら一緒の感覚は、悪循環を呼びますので是非捨てましょう。自分が何を食べているのか、なぜ食べるのか、不足の栄養をとりたいからなのか、単に好きだからなのか、どんな成分が自分の脳や身体全体にどう行き渡るかを感じられるものを食べると良い循環につながるはずです。以上、目標設定、全体像の把握、アウトプット、感覚の研磨がキーワードです。うまく統合すると、集中力が増しますし、余裕ができれば周囲との関係も良くなります。そうすると、協力的になってくれ、環境がよくなります。社会人の効率の良い勉強方法とは、巡りめぐって、集中できる良い循環を作っていくことと言えるのです。
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