看護大学編入面接事例
看護大編入受験が年々難しくなっていることは何度かお伝えしました。
志望理由は提出が求められなくとも、面接対策として必ず考えておく
必要があります。滋賀医科大学や大阪大学などはこの範疇です。
最近の面接でよく言われることは「どうして大学院に直接行かないの?」
という質問です。助産師にせよ、保健師にせよ、これから大学院卒資格に
シフトしていく可能性が高く、大学院が重視されていることは明らかです。
ただし、大学院は研究機関でもありますので、研究ができることが大前提になります。
そこで2年間やっていくためには、やはりそれなりの訓練を積んでおく必要があります。
看護学の論文では、質問紙調査や統計処理を駆使して、データを分析する方法がとられる
ことも多いですが、これはやはり、学部で習っておいた方が良いと思います。
以上から、編入の志望理由として、「研究方法を習得したい」というものは使えると思います。
以前は、「教養を身につけたい」といったやや漠然としたものも
よく使われていましたが、必ずしも間違ってはいませんが、近年ではあまり適切では
ないようです。
「それくらい身につけてから来なさい」
と言われたらそこまででしょうし。また、これに関連して、「一般教養科目を学びたい」も
同様にあまり適切ではありません。やや抽象的です。必要なこととしては、
仕事や専門学校での経験で感じた問題意識を前面に出し、その上で
「心理学を学びたい」「患者の心のケアを学びたい」
といった具合に必然性をうまく言えるようにしておくことです。
しかし、いずれにしても、基本は「看護学」という学問をしっかり修め、研究方法を習得し、
将来大学院で研究ができる人材になりたいという路線になると思います。
志望理由書として書くことの基本は「その学校でなければならない理由」ですが、
まずは情報収集から始めましょう。とりわけ、先生の論文はくまなく
見ておきましょう。その上でオープンキャンパスに行き、直接肌で感じることも大切です。
もう一つ重視しておきたいことは、「何ができるか」です。
「⚫️⚪️ができない(できなかった)から編入したい」ではなく、
「⚫️⚪️ができるから、それを活かして学び、成果をあげたい」と言いたいところです。
その方が入ってから伸びると思ってもらえるでしょう。どんな受験でも共通するのは
「今できる人」か「これからできるようになる人」が欲しいということです。
少なくともそのような人であれば、入ってからついていけないということはないと
判断してもらえる可能性が高くなります。
また、そのような人は目的意識や問題意識を持っていると思えますので、
積極的に自分から学びを深めて行くことも言えると思います。
このあたりを意識して志望理由書を作りましょう。
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