理不尽な面接質問事例-臨床心理士指定大学院
二日続けて質問力のトピックです。
私たちが手がける入試は、アトラクション入試ではありませんので、
傾向と対策というものはほぼありません。
よく探せば、なくはない、くらいでしょう。
これは、完全情報戦で、どの先生が問題を作るか、という情報を
キャッチできれば、少しはわかるという程度です。
でも、実際そんなことを漏らす先生はまずいません。
当然、トップシークレットです。だから、あまり傾向と対策に
こだわるのではなく、自分磨きをしっかりすることを優先しましょう。
とりわけ、前回のコラムで述べた、質問力を
磨くことは様々な局面で有効です。そのため、私は今の面接対策は、
面接の傾向と対策に力を入れるというよりは、過去の面接質問集を
塾生の方々に配布し、それを見てもらい、片っ端から質問を受けて、
それに私が全部答えるというやり方をとっています。
これによって、当然、質問力は磨けますし、皆さん、他人がどんな質問を
するかを見て、そこに着想を得て、新しい質問を作るという循環もできます。
そして、私がどんな回答をするか、どういった回答の仕方をするか、ということを
見ることによって、臨機応変という言葉と対応を身体に覚えさせていきます。
私は、これまでの経験から、どんな悲劇(喜劇)があったか、どういった対処(逃げ方)を
したか、など、様々な事例をもとに話していきます。
最初は、なかなか質問はでにくいものですが、当塾に来られる方は、
皆さん高いモチベーションを持っていますので、すぐに慣れて、あとは質問が
途切れることなく、授業終了時まで続きます。
こうしたやりとりを数回の必修の授業を使って行うことで、「想定外」という質問を
本番で受けることはなくなります。あるいは仮に経験したことがない想定外が
来たとしても、パニックにならずに十分対処することができるようになってきます。
こうして、質問力を磨いていくと、疑問をたくさん作っているうちに、自分の内的な
問題に気づきやすくなってきます。例えば、パニックになると、頭が真っ白になる
という人はたくさんいます。こうした質問力を磨く訓練をする前だと、
「パニックになったらどうしよう」
という不安を持ったまま、面接に臨むこともあり得ます。
しかし、当塾ではすでにREBTを用いて、「どうしよう」を「どうする」に切り替える
思考オプションを作っています。そこを起点に、「パニックになったらどうするか」が
頭に浮かぶように作り込みます。その上で、具体的にどうするかは、個人差が
ありますので、あとは、私と一緒に個人に適合する戦略を打っておくという
循環ができてきます。
質問力を磨けば、それだけ良い循環を手に入れることが可能になります。
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