予備校選びの時、現地で長時間過ごして観察しましょう
大学入学後に、別の大学を再受験する学生が
急増しているという記事を見ました。
この記事です。
今春入試の「再受験者」は4万人近くと推計され、
ここ9年で60倍とされます。
この理由の一つに、偏差値や名前で大学を選んでしまうことが
挙げられると考えられます。
私たちは、大学自体に入ることが目的化した初期世代です。
学部とか、学科なんて何でも良い、大学の名前が大事という雰囲気でした。
しかし、今は、あまり聞いたことがないような学部や学科が多く、
日本の学士の種類は2011年段階で679種類とされています。
そして、その約6割が1つの大学にしかない学士だそうです。
詳しくはこの記事を参照してください。
当塾にも、自分の大学が合わないという理由で編入したいという
問い合わせは毎年たくさんいただきます。だから、再受験したい
気持ちはわかります。私は持論として、複数の大学に行くことは
良いことだと考えていますし、人生で3つくらいの大学を経験した方が
良いのではないかとさえ考えていますので、あまり否定はしません。
ただ、こういったことがおこる背景として、疑問があるのは、
進路指導についてです。一体どんな進路指導しているのか、と
つい思ってしまいます。
おそらく、高校や大学受験予備校における進路指導は
私たちの世代の時とあまり変わっていないと推測できます。
やはり、各自が大学で何がしたくて、将来どうなりたいのか
という点を指導者が考えておく必要があるのです。
記事によると、近年は、大学受験の進路指導は難しくなっているようです。
確かにどこを選んだらよいかというには、大学も学部も多すぎますし、
特色を掴むには、相当の取材が必要でしょう。
当塾では、進路指導はかなり力を入れています。
何度も何度も受けたい学校の話をします。足も運んでもらいますし、
私たちも足を運びます。また現実的に通えるかどうか、下宿は可能かどうか、
すべての情報を卓上に出してもらった上で、どこの学校を選ぶかを一緒に
決めていきます。とりわけ、これからの予備校は、その学生の将来を見据えた
進路指導を心がけていくことが期待されていると考えています。
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