第5回公認心理師カリキュラム等検討会ワーキングチーム配付資料より
この国会で臨床心理士が国家資格になる可能性が
あるという話をいくつかの方面から聞いています。
先日、ある研修会では、その可能性は否定されなかったものの
まだ流動的だということのようです。
ただ、やはり国家資格になって、満足できる人と
そうではない人にはっきり別れるということは
間違いなさそうです。確かに皆が納得ということは
なかなか困難ですので、どこかで見切りをつける
必要はあるのかなとも思います。
臨床心理士の職業的専門性と資格を考える有志の会のサイトでは、
「心理師資格の現状ー資格ー法案について」として、これまでの経緯と問題点
今後の展望について本日付で述べられています。
いよいよ、本格的に動き始めたのでしょうか?
9月にはこんな懸念が表明されており、
穏やかならざる雰囲気もあります。
問題は以下の点にあるようです。
①今のところ、名称は臨床心理士ではなく「心理師」。
②学部卒でも研修を数年(3年?)積めば資格が取れる。
③今の臨床心理士をどう移行するか?
④大学院のカリキュラムはどうするか?
⑤病院に勤める場合、コメディカルになるのかどうか。
⑥学部で心理学を学ばねばならないかどうか。
⑦どこの分野で働けるのか?
⑧管轄省庁はどうする?今のところ、厚労省と文科省の
両方が絡むようです。
他にも様々な問題がありますが、これらがクリアされれば
国家資格になる可能性もあります。
しかし、国家資格になってどんなメリットがあるのか
という問題については、あまり回答が明確ではありません。
今後の動向には注目しておかねばならないでしょう。
こうなれば、余計に門戸を広くして、多くの人の
多くの意見を聞くべきでしょう。その上で最終判断が
なされるべきでしょう。
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