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井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

勝利にまぐれなし

2013年1月4日 公開 / 2016年2月10日更新

テーマ:勉強方法

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

箱根駅伝で日体大が優勝しました。
失礼ながら予想外でした。
強いのはわかっていましたが、
昨年19位で実質最下位。今年は予選会からの出場。
誰も優勝候補に挙げていませんでした。
今年は風が強く、しかも気温が低く、
選手は競技以外の部分での戦いを強いられて
いるように見受けられました。いわゆるエリートランナーが
次々に失速し、記録も全体的に伸びませんでした。
こういう時に勝利するチームは本当に強いと思います。
決してまぐれではありませんし、運がよかったわけでも
ないと思います。

日体大は昨年の惨敗のあと、渡辺公二氏という
高校駅伝の名門西脇工業高校の前監督を招聘しました。
この方はこんな本にもなっています。



そして、まず生活面から見直したそうです。
寮は夜10時半には消灯され、様々な改革がなされたということです。
しかし、この話は、夏場から知ってはいましたが、それでも
結果が出るのは数年かかるものです。それが一気に優勝まで
できるのは、実力とたゆまぬ努力も加味された結果だと思います。

大学生に生活面を高校生のように管理することは難しいことです。
3年生を主将に据え、それを受け入れた4年生の協力体制が
あり、皆が結果を出すっという目的で一致したときに、はじめて
大きな成果が得られるということを、ものの見事に示したのだと
思います。今は戦国駅伝と言われ、どこのチームも高いレベルで、
どこが勝ってもおかしくないと言われます。しかし、その分
反対の見方をすれば、勝のは非常に難しいと言わざるを得ません。
そんな中、たった一年で19位から優勝まで持って行けた
指導者の方々と選手には惜しみない讃辞が送られてしかるべきです。

私たち受験の世界でも基本的な部分はスポーツの指導と似ています。
指導者側と選手(受験者)が一致して目標(入試と合格)達成を
する点においては同じです。また、指導者の意識が選手に
色濃く反映することも同じです。

今回の日体大の優勝とそのプロセスには、私も学ぶところが
たくさんありました。
今年は決して、無念無想の境地で観戦していたわけではありませんでした。


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