龍谷ミュージアム平山郁夫 悠久のシルクロード展
2011年京都コムニタス講演会の内容について、
私なりに記憶することを書き留めたいと思います。
正式な内容につきましては、ホームページ
http://www.kyoto-com.net/に掲載する予定です。
今回はやはり震災があったということで、時間の半分を
被災者の心的支援について述べて頂きました。
前例となる阪神大震災の時の支援は参考にすべきものですが、
やはり今回はあまりにも規模が大きいため、臨床心理士が
活躍できるようになるには、もうしばらく時間がかかり
そうだということでした。そしてもちろん被災者の支援も
重要なのですが、もう一つ重要なのは、長期的支援を
見据えることと、その際、援助者が立ちゆくように
援助者に対する支援も視野に入れておく必要があるとの
ことでした。例えとして、官房長官が出されましたが、
確かに、不休で働いているため、いつまで続けられるか
不安になってきます。また代わりはそうはいないでしょうから
頑張ってもらうとともに、休んでもらったり、心身のケア
を受けてもらうことも必要なんだろうと感じました。
また、被災地域ではすでに医療従事者や自衛隊、消防員
など多くの救援者が八面六臂で働いていると見聞きします。
しかし、一人でも多く救いたい、あるいは遺体の身元を
確かめてあげたい、見つけてあげたい、家族に返して
あげたい、など様々な思いがあり、モチベーションが
形成されていると思いますが、彼ら自身も被災者で
ある場合が多く、本来は援助を受ける立場でもあることを
考慮に入れる必要があると思います。
次に印象に残ったのは、臨床心理士は援助のプロですが、
だからといって、プロですという顔で入っていっても
あまり迎え入れてもらえないということでした。
言われてみると阪神大震災の時も心理士が来たという
話を聞いても、あまり印象には残っていません。
よもや自分が心理的に何か問題を抱えたとは思っていない
からということもあったと思います。
ですから、まずは被災地域に溶け込むことが重要で
ひたすら話を聴くということが必要ということでした。
続きは次回
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