人は自分の心理にはあらがえない。だったら心理学を上手く利用してやればいい
例えば動物は骨が浮き出るほどガリガリに痩せこけた動物より
まるまるとふっくら肥えた動物のほうが可愛らしくて魅力的です。
人間の赤ちゃんも同じように
やせ細っている赤ちゃんより
ぷっくらまるまる、ふっくらとした赤ちゃんのほうが可愛らしく感じ
やせ細っているとどうしても病気や栄養失調など
あまり良くない印象として色々勘ぐってしまいます。
つまり基本動物はふっくらしてたほうが魅力的なんですね。
ところが人間の成人(青少年でも)だけはイレギュラーで
肥えてると醜く感じるのか
やせ細ることを理想とするのはなぜでしょうか?
ガリガリとまではいかなくても
十分細いのに(太ってないのに)
なぜかもっと痩せて体重を落としたいと望むわけですね。
魅力的なはずの肥えることよりも
非魅力的であるはずの痩せることに(痩せてることに)魅力を感じる。
この感覚は人類特有のものなのかもしれませんね。
同じ人類でも民族や地域によっては
やはり痩せてるより肥えてる方が魅力的というところもありますが
この構造の秘密がどこにあるのか。
もちろん心理的な影響もあるでしょうけど
何かもっと根本的なところで考えられる要因としては
健康的なリスクの影響があるのかもしれません。
なまじ知性があるために
肥満による健康リスクに対する知識がある事によって
肥えてる=自己管理ができてないというように
潜在的に訴えかけてる共通認識のようなものが働いているのかもしれません。
このように人だけが持つ肥えることへの抵抗を探究することによって
他の動物と私達人類の違いや
進化の過程で生じる分岐点(転換点)といったものなど
新たな考察の材料として新発見の知見につながるのではないでしょうか?
学問の道は奥深いものだと改めて感じます。