学習するとは?人はどうして覚えるのか? ~人は学習工程を経なければ覚えられない~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:教育・子育て・学習・育成

小さな子供から大人まで
人の学習行動は一貫して、“繰り返して”覚えることです。

知識でも記憶でも
一回で覚えなければならないといった必要性を除いては
繰り返さなければ一回では覚えられません。

スキルの習得にしても
その場限りでは覚えられても
記憶としては定着しないんですね。(身につかない)

だからこそ何回も何回も繰り返す必要があり
たった一回やわずか数回で覚える(覚えさす)など至難の業だということを知り
覚えるということはそれくらい時間(及び期間)のかかる作業なのだと認識する必要があります。

よく何回同じ事を言わせるんだと感情的なやり取りのシーンがありますが
そもそも覚えようとしてなかったり単にしつこいだけならまだしも
すでに習得している自分にとっては容易いことでも
まだチャレンジもしていない相手に一回で理解しろなど
自分ですら出来ないのにそんな至難の業を他人に強制しないことです。

人は繰り返しの中で失敗することも踏まえながら
時間をかけて上達(習得)していくのです。
そういう生き物なのです。

人でなくても動物でも同じ
ペットに「お手」と言っていきなり手を差し出しても
それが何を意味するのか
繰り返しトレーニングを積む事によってようやく理解して覚えることができるんですね。

これが学習するということです。

一回やほんの数回やってみるのは学習ではなく
単なるチャレンジでしかありません。

チャレンジするのと学習するのとは違うということを理解しながら
教育や人材育成の場で活かしてみてください。

例えば私のこのコラムでも他のコラムでも
歌の歌詞を覚えて歌うのでもドラマや映画
勉強なんかはもちろんですが
何回も繰り返す事によってその内容を深く理解できるようになっていくわけです。

一回やっただけでは覚えるどころか単に経験しただけであって
何も身に付いてないことくらい承知だと思います。

人は一回やっただけでは何も覚えられないのです。
(習得してない、身に付いてない)

この、人の学習システムを真に理解(修得)できれば
様々なシーンで応用して人を活かすことにも役立ちますので
皆さんもぜひ身につけて活用してくださいね。

当ルームでも学習、修得をサポートしてますので
学んでみたいと意欲のある方はぜひお問い合わせください。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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