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誰からも好かれたい、嫌われたくない人は、性格改善より関係性に着目してみる

性格を直したい、どうしたら良くなるのかといった悩みや
性格は変わるのか(変えられるのか)といったお話をよくお聞きします。

皆さん性格を改善するためにはどうすれば良いのか頭を悩まされてると思いますが
いくら性格を良くしても人間関係そのものが改善するわけではありませんし
そもそもどういう性格が良くてどういう性格が悪いのか人によって様々ですから
性格に良いも悪いもないということがよくわかります。

つまるところなぜ性格を良くしたいのかというと、人間関係の改善ではないでしょうか?

人間関係を良くしたいと思って性格を直したいと思われているかもしれませんが
先程の話のように、人間関係と性格の良し悪しは関係ありません。

人間関係は性格の問題ではなく、相性の問題なんです。(相性が良いか悪いか)

ですから性格を良くしようと思う必要はありませんし
万人に好かれるような性格なんてなれるはずもなければなる必要もありません。

だったら改善するのは性格ではなく相手との相性ということになりますが
しかし残念ながら相性というのは変えられるものではないのです。

もちろん何らかのキッカケで性格が変わった場合には相性も変わりますが
性格の変化とは状況の変化(または環境の変化)であり
現在の関係を維持したまま性格だけを、あるいは相性だけを変化させるのは簡単ではありません。

つまり性格を変えたければ今ある環境を変化させる必要があるんですね。(状況を変えるほどの変化が必要)

ただし人の思い込みや先入観に働きかけることによって
相性の変化に繋げることは可能でしょう。

例えば人はこの人ならこれくらいできて当たり前、して当たり前
そうしてもらわないと困るといったような無意識の先入観がありますが
(親が子に対して抱く先入観のようなもので、「無意識の評価基準」といえばわかりやすいでしょうか)
この相手が自分に対する評価基準を下げることで
自分がこなさなければならない(乗り越えなければならない)ハードルが下がるので
対人関係の接し方がお互いずいぶん楽になるんですね。

対人関係の負担が楽になると、相手に対する要望や要求も低くなるので、相性も変わってくるというわけです。

ただこの評価基準をどうやって下げるかが難しいところで
相手も無意識に抱えてるものですから、そこはお互いに話し合いをするなど理解を深めていく必要があります。

人のことを詮索や思い込みの決めつけで見るのではなく
一度冷静になって他人に対して無意識のレッテルを貼っていないか?
自分自身を省みる必要があるのかもしれません。

性格改善は人間関係の改善だと思って
今までのように性格に着目するのではなく、相手との関係性を見直してみたいですね。

どうすれば良好な人間関係を築けるのか?
一緒に心理カウンセリングを通して向き合っていきましょう。

この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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