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コラム

サル痘に新型コロナの事例に見る、初感染者への非難が起こる心理的理由 ~精神被害への懸念と考え方~

2022年7月31日

テーマ:時事・世事世相・所感・雑感

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

国内でサル痘の感染が確認されましたが
またその広がりが懸念されています。

新型コロナのときもそうであったように
初感染者への非難や批判を始め
まるで悪者のように扱われることへの懸念がありますが
正直私からしますと、感染してもらってありがたいわけです。

感染そのものがありがたいことではなく(本人にとっても他人にとっても)
いずれ誰かが感染者になるのは時間の問題ですから
非難覚悟で?(槍玉に上がるため)真っ先に感染者として確認されたことは
自分じゃなくてありがたいことではないでしょうか。

もし自分が初感染者だったらどうでしょうか?

海外に渡航したとか国内に持ち込んだとか
そもそもそういう行動とは無縁だったとしても
どういう経路であっても(自分が原因じゃなくても)いずれ感染者は確認されるわけです。

それが自分じゃなくてありがたいじゃないですか。
もし自分だったら非難轟々、誹謗中傷の嵐で
精神的に病んでしまうかもしれません。

別に感染そのものはありがたいことでも何でもなく
むしろ不幸でしかないわけですが
このような考え方をしてみると
自分じゃなくて良かったのだと考えられるのではないでしょうか?

ただそれだけの意味でしかないですが
だからこそ初感染者を悪く言う思いもないですし
感染なさったことを心配する思いでしかないわけです。

人は自分に危険(危害や被害)が及ぶ恐れがある事案については
その原因を人になすりつけて非難(批判)し、安心を得ようとしてしまいます。
(なぜか攻撃的になる)

自分こそ何か直接被害を被ったわけでもないのに
人を非難するだけの愚かな人間にはならないように気をつけたいものです。

さもなくば安倍元首相の銃撃事件の加害者のように
憎悪にかられて凶行に走る人間と何も変わらないのではないでしょうか?

この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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