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コラム
「一般化」した会話への質問【認知】4
2020年9月1日 公開 / 2020年10月25日更新
前回「「一般化」でよく使う思考パターン【認知】3」で、一般化した会話事例をお伝えしました。今回も「一般化」の続きです。
前回「一般化」のことをお伝えしましたが、「一般化」をしてはいけないと言うことではありません。私も含めて一般化した内容でないと、全ての物事を最初から詳しく話したり、細かく検証してからでないと話せなくなります。
例えば、「東京で道を尋ねたら3人連続で無視された」これを親友から聞いたら、あなたは「東京の人は冷たい」という図式を脳の中に作り上げ、何かあるごとにそれを引っ張り出して口にするかもしれません。これが一般化です。
ただ、誰に対しても一般化した内容で会話していると、親しい関係でも誤解を招くことがあるので、相手が下記のような一般化した内容で話している時に有効な質問があります。
1.「○○できない」という表現 → 私にはその仕事はできません(やっていないのに決めつけている)
2.「○○すべき」「○○すべきでない」「○○しなければならない」という表現 → (価値基準や固定観念の押し付け)
3.「いつも」「絶対」「みんな」という表現 → 例外なくそうであると一部を全てに置き換える(京都人は腹黒い、女性はコワイ、いつもマスクをしてる)
「一般化」に効果的な質問
1.その仕事はできません → 「もしできたとしたらどうなるの?」「何か制限しているものがあるの?」「できない理由を教えてほしいな?」
2.○○すべきだ → 「そうしないとどうなるの?」「そのようにしたら何が起こるの?」
3.京都人は腹黒い → 「腹黒くない京都人はいないの?」
この質問ですが、何でも質問すれば良いということではなく、相手の思い込みや偏見を、こちらの質問によってココロを解きほぐしながら内面の気付きを生み出すことが大切です。
その際に意識しておくことは、自分が観ている地図と相手の地図が違うということを前提に質問し、相手の世界観を尊重すること大切です。
次回は「ミスコミュニケーションは「歪曲」から起こる【認知】5」をお伝えします。
終わりに・・・
記事の内容は、あなたの状況・状態・環境などに合わせてアレンジし実践して下さい。アウトプットすることで学びを整理できます。家族や友人、職場の同僚に自分の言葉にしてアウトプットして下さい。
この機会に学んだ知識やスキルを使える場面で使うのを忘れないで下さい。使う度に自分のものになります。
今回の記事によるご質問がありましたら気軽にメッセージ、或いは「オンライン寺子屋コミュ」で相談して下さい。
あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「2つの良質な質問」
答えを持った質問と共通言語で質問する
【小さな実践】
よく子どもが親に「〇〇のゲーム、みんな持ってるんだよ!ボクだけ持っていないのは嫌だ!」といっておねだりしました。この会話の一般化はどの言葉でしょうか?
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