マイベストプロ京都
小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

「一般化」でよく使う思考パターン【認知】3

2020年8月31日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:マインドセットの書き換え

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: セクハラ問題夫婦問題 相談人材育成 研修

前回の「認知フィルター「一般化」【認知】2」の続き。

前回のおさらいで、認知フィルターの「一般化」とは、数少ない失敗や不運な出来事を、「いつも」「すべて」「絶対」というようなニュアンスの言葉で常に起きるコトだと思い込んだり、相手に言ったり、例外を認めない言い方。

メンタル

こう言ってしまうと解りにくいので、下記の出来事に対して「一般化」している事例です。

「Aくんの会社でプレゼンのコンテストがあり、審査員10人に各自10点の持ち点があり、Aくんの結果は80点でした」

・ゼロ百思考 → 10人全員の審査員が10点を出さないと意味がない

・過剰な一般化 → 100点取れる人なんか絶対にいない

・マイナス思考 → 80点取れたのはまぐれで実力ではない

・他人軸思考 → 優勝できなかったら皆んなに笑われる

・過剰な先読み → これで優勝しても実際の仕事では契約できない

・拡大解釈と過小評価 → 優秀だから80点も取れた。或いは80点しか取れないならやらない方がよかった

・べき思考 → 審査員はちゃんと評価すべきだ

・レッテル貼り → 自分は何をやっても中途半端だ


3つの一般化


1.「○○できない」という表現 → 私にはその仕事はできません(やっていないのに決めつけている)

2.「○○すべき」「○○すべきでない」「○○しなければならない」という表現 → (価値基準や固定観念の押し付け)

3.「いつも」「絶対」「みんな」という表現 → 例外なくそうであると一部を全てに置き換える(京都人は腹黒い、女性はコワイ、いつもマスクをしてる)


特に2の「べき思考」が強かったら、自分の価値基準や固定観念を他人にも求めてしまうので、思い通りいかないとイライラや怒りに繋がります。



次回は「「一般化」した会話への質問」をお伝えします。




終わりに・・・
記事の内容は、あなたの状況・状態・環境などに合わせてアレンジし実践して下さい。アウトプットすることで学びを整理できます。家族や友人、職場の同僚に自分の言葉にしてアウトプットして下さい。

この機会に学んだ知識やスキルを使える場面で使うのを忘れないで下さい。使う度に自分のものになります。


今回の記事によるご質問がありましたら気軽にメッセージ、或いは「オンライン寺子屋コミュ」で相談して下さい。

あなたにも気付きがありますように



下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「ストレスを抱え込まない唯一の方法【その2】」
個々で違う認知フィルターを通ってストレスの要因が生じてゆく相関図は




【小さな実践】
自分の中の「一般化」をすべてノートに書き出し、どの思考パターンの傾向にあるかを理解しておく


 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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