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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

マルチタスクは生産性が下がり疲れるだけ【脳のクセ】1

2020年7月30日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:ビジネスに応用する脳科学

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: プラス思考 トレーニング受験勉強 モチベーション人材育成 研修

今回は脳の様々なクセについてお話をしようと思います。

私たちの脳は、何通りものタスクをこなせると思いがちですが、1~2つのタスク+オートモード(習慣)で機能しています。

運転席

例えば車の運転でいうと、

「◯時までに目的地に着く」というタスクを達成するために、エンジンをかける、左右前後の安全を確認する、アクセルを踏む、ブレーキを踏む、標識を確認する、他車の動向、道順の確認する、時間配分、助手席の人と会話など。

「時間通りに目的地に着く」「助手席の人と会話する」という2つのタスクのために、オートモードの習慣を上手に配分しながら意識を統一させて危険を回避しています。

とは言え、脳は同時に2つのタスクを正確にこなすことはできません。どちらかが疎かになり集中力が切れてくるとミスが増え、オートモードまで支障をきたします。

マルチタスク

マルチタスクが流行ったことがありましたが、実はいくつものタスクをこなしているようで、脳神経科学でいうタスク・スイッチングといって、脳が複数のタスクを高速で行き来しているだけです。

マルチタスクを続けていると、集中力が低下するので作業効率が下がり、脳に過度のストレスがかかります。やがて感情がコントロールできなくなり軽症ウツなどで健康面に影響を及ぼすようになります。

今回の結論として、大事なタスクを行なう際には、上手にオートモードを使いながら、1つのタスクに集中するのが、一番、効率的で健康的だということになります。

次回も脳のクセについてお伝えします。




終わりに・・・
記事の内容は、あなたの状況・状態・環境などに合わせてアレンジし実践して下さい。アウトプットすることで学びを整理できます。家族や友人、職場の同僚に自分の言葉にしてアウトプットして下さい。

この機会に学んだ知識やスキルを使える場面で使うのを忘れないで下さい。使う度に自分のものになります。


今回の記事によるご質問がありましたら気軽にメッセージ、或いは「オンライン寺子屋コミュ」で相談して下さい。

あなたにも気付きがありますように



下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「仕事の生産性を落とす上に不健康なマルチタスク人間」
生産性を40%も落とすマルチスイッチャーとは




【小さな実践】
1つのタスクを達成するために、どのようなオートモード(習慣)を使っているかノートに書き出し、不必要なオートモードでタスクに悪影響を及ぼしていないか確認してみる


 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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