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コラム
子どもの自分軸と自主性を高める
2020年7月29日 公開 / 2020年10月25日更新
先日、「他人軸を狭め自分軸を広げる」という話しをしました。この記事の続きで、幼い時に学んだことの1つを今回、お伝えします。
私の家族はお袋と祖父の3人暮らしでしたが、あまり欲しいモノをねだったことがありません。理由が2つあって、1つは親父がいないことで裕福な家庭じゃなかったこと。2つ目の理由が今回お話をすること。
小学生の頃、学校で使う縄跳びなどの学習用具は買ってくれましたが、お菓子やオモチャを買ってもらったことがありません。
小学生でも高学年になると、自転車を持っている友だちが多くダメ元で、お袋におねだりしたことがあります。予想した通り買ってくれませんでした。
それを見かねた祖父がどこで拾ってきたのかボロボロの大人用の自転車に黄緑のペンキを塗って「これに乗れ」と言われましたが、大人用の自転車には恥ずかしくて当分乗りませんでした。
小学生の頃は黄緑の自転車で我慢しましたが、中学になると自転車通学になったので自転車は必須。しかし、一度、交渉に失敗しているので作戦をねって、お袋にお願いしました。
その内容は「何のために買うのか」という明確な理由を考えました。間違っても「皆んな買っているから」などと、理由を言った時点で即却下です。
私はこう言いました。「中学の3年間でかかる学校の費用は新聞配達で稼ぐ。そのためには自転車が必要」と言うと、何にも言わずに三段変速の新車を買ってくれました。
今思えば、中学生の頃から交渉術というか駆け引きが上手く、自分基準で行動し、明確な将来の夢も持っていました。
さて、ここからが本題
親の責任として、子どもへの接し方しだいで、子どもは将来を左右されます。例えば、子どもがゲームを買ってほしいと言ったとします。
それに対して感情的に「この間、買ったばかりじゃない!」「遊んでないで勉強しなさい!」「贅沢言わないの!」などと感情的に叱ると、子どもは、「親が・・」「誰々が・・」と他者基準になります。
一方、子どもがゲームを買ってほしいと言った際、「どうしてそのゲームがほしいの?」と理由を子どもに聞き「皆んな持っているから」という理由なら買わない。納得がいった理由があれば買うという習慣にします。
子どもは「買ってほしい時は親が納得するだけの理由が必要」と学習するようになり、交渉力が鍛えられる上に、欲求には理由があり、何のために買うのか明確になるので自分基準も身に付きます。
こうして幼い頃から自分基準のルールを身に付けておくと、将来、自主性が高まり人生が生きやすくなります。
終わりに・・・
記事の内容は、あなたの状況・状態・環境などに合わせてアレンジし実践して下さい。アウトプットすることで学びを整理できます。家族や友人、職場の同僚に自分の言葉にしてアウトプットして下さい。
この機会に学んだ知識やスキルを使える場面で使うのを忘れないで下さい。使う度に自分のものになります。
今回の記事によるご質問がありましたら気軽にメッセージ、或いは「オンライン寺子屋コミュ」で相談して下さい。
あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「子どもがグズって行動しない理由」
子どもに明確な目的が理解でき、達成感が得られたら自ら行動するようになる
【小さな実践】
欲しいモノに対して客観的に自分を説得する理由を書き出してみる
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