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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

脳のエネルギー配分は?

2020年7月21日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:ビジネスに応用する脳科学

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: セクハラ問題人材育成 研修ハラスメント防止

今は特養で元気にしているお袋が、まだ一人暮らしをしていた頃の話。

ある日、実家に帰った時のこと、真夏だというのにまだホームゴタツが出ていました。片付けようとすると、お袋は「まだ寒い時がある」と言うのです。認知症のお袋には季節は関係なく、身体が寒いと感じたら暖めるという思考。

認知症になったばかりの時は、お袋の行動が腑に落ちないことばかり。腑に落ちなかったことを「まぁ、いっかぁ」と先送りしていると、後で腑に落ちないことで悩まされることになります。 

アイデア

先日、あるセミナーに參加した時のこと。誰でも理解できるような簡単なことが、私は最後まで悶々として腑に落ちなかったのです。後で考えると、自分の「既成概念」が原因で腑に落ちなかっただけのことでした。

私は、腑に落ちないことがあったら、その場では「保留」にして後で考える習慣にしています。すでに学んだ知識であっても、思い込みや概念などで、脳の記憶の引き出しにうまくアクセスできないことがあります。



例えば、高齢になると知識も経験も豊富ですが、それに反比例するように、潜在意識の情報にアクセスし難くなり、中々言葉が出ないので「あの」、「これ」などのあれこれ会話になりがち。

私たちが、普段、脳が使うエネルギーの目安は、意識活動5%、脳細胞の維持・修復20%、無意識活動に75%と言われています。これを見ても脳の無意識領域の引き出しを整理しておいた方が良さそうです。

脳の引き出しを整理しておくと良いことがあります。
閃きが出やすい潜在意識と顕在意識の中間でリラックスし、無意識状態で揺れている時に、突然、既成概念が外れるので、これまで貯めておいた色んな断片情報が一瞬で繋がり閃きが生まれます。

難しいことは顕在意識で考えない方が効率的かもしれませんね。




終わりに・・・
記事の内容は、あなたの状況・状態・環境などに合わせてアレンジし実践して下さい。アウトプットすることで学びを整理できます。家族や友人、職場の同僚に自分の言葉にしてアウトプットして下さい。


ありがちなことですが、せっかく学んだ知識やスキルを使える場面で使うのを忘れないで下さい。使う度に自分のものになります。


今回の記事によるご質問がありましたら気軽にメッセージ、或いは「オンライン寺子屋コミュ」で相談して下さい。

あなたにも気付きがありますように




下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「水平思考と垂直思考 1」
水平思考と論理思考




【小さな実践】
脳の引き出しを整理するに、新しいことを記憶する時と思い出したことを記憶する際には、キーワードをタグ付けして引き出しに収める感覚をイメージする


 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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