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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ)

OFFICE SAELA

コラム

脳は記憶のすり替えが得意

2019年7月10日 公開 / 2019年7月16日更新

テーマ:ビジネスに応用する脳科学

先日、岡山の勉強会に参加した時の話。

毎月、岡山で美味しいものを食べながら勉強会を行なっています。今回は、その勉強会の場所にまつわる「記憶のすり替え」の話しをお伝えします。

記憶のすり替え


勉強会でRyouteiという店構えの大きい店に行きました。入店する前に建物の形状から映画館の建物をリニューアルしたのだと推測して店員さんに尋ねたら、やはり元は映画館でした。

その時は「やはり」と納得しました。この店は入店の際、まるで銭湯のロッカーのように靴のロッカーが並んでいて施錠は暗証番号になっています。そこに靴を入れて覚えやすい暗証番号をセットしました。

ところが、帰る際に暗証番号を入れても鍵が開かないので店員さんにマスターキーで開けてもらいました。ここで店での出来事の話は終わり、数日経ってからFacebookに店の写真をアップしました。

その時に友だちのコメントに「この店は元々銭湯でした」だと説明したのです(笑) 後で一緒に居た友人が「ここは○○映画館ですよ」とフォローしてくれて気づきました。やっちまった・・・

おかしいでしょ。私が店構えから映画館と推測し店員さんに確認した上で、映画館だという確証を得たのに、どこから「銭湯」になったのでしょう(笑) いつもだったらド天然だから仕方ないかで済ますのですが、今回は少し深掘りしてみました。

ニューロン

記憶の連結


「映画館」から「銭湯」にすり替わった理由が解りました。引き金になったのはロッカーでした。小学生の頃、銭湯のロッカーの鍵(差し込むタイプのアルミ製)を無くして大騒ぎになったことがありました。

そしてこの店でも靴のロッカーが暗証番号で開けれず、危うく新幹線に乗り遅れるところでした。この開かずのロッカーが引き金になって、子どもの頃の銭湯の思い出にこの店が連列されたことで「映画館」が「銭湯」になったのです。

まったく意味のない単語でも、連結させてストーリー化すれば記憶できます。私たちの脳は高性能ですが、使い方を間違えると脳はオバカさんになります。意図的に連結させれば長期記憶に落とし込むこともできます。

しかし、「恐怖」「不安」「悲しみ」「痛み」などのネガティブな記憶は、自動的に脳の長期記憶に刷り込まれているので、似たエピソードがあると、突然その記憶と連結することがあります。

記憶の定着


歳をとると物忘れがひどくなると言われますが、誰でも当日に記憶したことはその日のうちに70%以上忘れます。どんなに内容が濃い講座やセミナーを受講しても、何もしなかったら次の日にはほとんど忘れています。

ところが、映画になると、何もしなくても内容を覚えているものです。理由は簡単で、ストーリーなので長期記憶にある自分のエピソードと自動的に連結してくれるからです。

大切なことを覚えようと思ったら、ストーリー仕立てにするか、自分の中のエピソードと連結させるかで長期記憶に刷り込むことできるので、良かったら参考にして下さいね。


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「夢や目的をノートに書くと願いが叶うという秘密
認証バイアスと確証バイアスのつじつま合わせ

「脳は図書館の本棚
思い出す時に記憶の紐づけが完成する



【小さな実践】
記憶は思い出す時により強く定着する、この性質を利用して忘れたくないことを記憶の引き出しから出し入れするトレーニングをしてみる

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