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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

感情を自由自在にコントロールするスキルとは

2018年12月27日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:ビジネスに応用する脳科学

コラムカテゴリ:スクール・習い事

あなたは人前で話す時、緊張しませんか? 私はあがり症なので、今回は緊張を和らげる頼もしいスキルを紹介します。

アンカリング

このスキルは、アンカリングといっていつでも理想の状態になれるマインドスイッチを作ることができます。例えば、人前で話すのが苦手な私の緊張度を、10段階の数字で表すと8くらいになります。

それがアンカリングを使うと、いっきに4くらいに下がって声や足が震えがとまり、
話し始めるとそれが3程度になり、ちょうど良い適度な緊張感だけが残ります。このアンカリングにはタネがあって、予め仕掛けが必要です。

どんな仕掛けかというと、

人前で話した際、上手くいった直後の達成感がまだ残り、気持ちが高揚している時に達成感をイメージしながら、右親指を強く握ります。これが私のアンカリングで、普段、触らない部分に行なうのがコツ。

場所は普段、触らない場所であればどこでも良いです。アンカリングは、同じ部分に重ねて行なうほど効果的で成功した時に、繰り返し行なうことで強くアンカリングできます。


人間


このアンカリングは、誰でも経験しているはずです。身近な例でいうと、五感の刺激される香りや音、味などでもスイッチが入ります。

感情のしおり

私は歩いていて金木犀の香りを嗅ぐと、子供の頃を思い出します。ある曲を聴くと当時の情景がはっきりと浮かんできます。数年前に重度の心筋梗塞で入院しました。

この状況をアンカリングしておこうと、入院中に意図して聴いた曲があります。「平原綾香のジュピター」です。これを聴くと数年経った今でも、当時の様子や病院や薬の匂い、食事の味、看護師さんとの会話を昨日のことのように思い出します。

初心に帰りたい時に、絶望のどん底で人生の転機をした入院生活を振り返る時にこの曲を聴きます。

アンカリングは専門的なスキルではなく、誰でも使えるスキルで、簡単なポジティブスイッチです。あなたが、想い出として感情を残しておきたいと思ったらアンカリングという感情のしおりを是非、使ってみて下さい。



【小さな実践】
アンカリングは、感情のイカリを降す、つまり感情を定着させるスイッチを身近なことでつくってみる



 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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