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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

行動できないシリーズはこれで一先ずおわり

2018年12月14日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:マインドセットの書き換え

コラムカテゴリ:スクール・習い事

はじめの一歩が出ない理由


実家のある倉敷にはスケートの高橋大輔選手が練習をしていたスケートリンクがありました。私の場合、行動する動機が単純です。元々、女の子と仲良くなるために始めたスケートなので、ある程度、カッコよく滑れるようになるのが目的。

ただ、正式に教わっていたわけではなく、滑っているフィギュアスケート選手を見よう見まねで滑っていたのでもいいとこです。そんな動機で始めたスケートですが、ある日、後頭部から転倒しました。

その時、意識を失いかけたのがトラウマになり、それから極端に転倒を恐れるようになりました。後ろに転倒するのは初心者に多く危険なんですね。

そのせいかまったく上達せず、同じ頃に始めた友人はすでにバックも滑れるようになっていて、すごく悔しかったことを覚えています。

この瞬間もはっきり覚えています。いつものように上手い人の滑りを見ていた時、いかにも幼い頃から滑っているような少年が私の目の前でド派手に転倒したんです。

一瞬、リンクの空気が凍るような静寂、その少年は何事もなかったようにすぐ立ち上がり滑り始めました。その時に気付いたんです。前に転倒すれば安全なんだと。その少年のおかげでウソのように転倒の恐怖がなくなりました。

でも、あまり前に重心をかけ過ぎて滑っているとフィギュアですからエッジの前にギザギザがあって、それに引っかかり前につんのめって転倒しますが、服がずぶ濡れになるまでやってると身体のこわばりも取れ上達が早くなりました。


薄氷


スケートの転倒は、起業を始めた頃の恐れに似ていて目に見えない痛みの恐怖。大きく行動しないので失敗もありませんが、そこから先に進むことはできません。何回転んでもいいから、つんのめらない程度の前傾姿勢を身体で覚える。これです!

やりたいことがあるのに一歩出ないのは、転倒する恐怖にフォーカスしているから。

実践→失敗→検証→改善→実践

あなたの行動を促すのは、少しの勇気だけです。人はいきなり行動しなさいと、言われても受け入れることができません。行動には自分が納得する理由がいります。

不思議なもので、一度、動いてしまえば惰性で動けるものです(^o^)




【小さな実践】
はじめの一歩にどんな恐れがあるのかを考え、事前に対処する方法を書き出す



 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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