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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

コンプレックスはなくすより受け入れた方が楽になる

2018年10月13日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:マインドセットの書き換え

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コンプレックス


私のコンプレックスは、過去にあったもの、現在もあるもの、自分では解らないもの、大小合わせると色んなものがあります。
過去にあった大きなコンプレックスは学歴でした。一度は中学を卒業し、職業訓練校を経て、すぐに大工の弟子入りをしたので、当時は学歴のコンプレックスが強かったようです。

それらのコンプレックスをバイクに乗ってスピードを競うことで払拭していました。後に美大を出ましたが、学歴コンプレックスはなくなるどころか、さらに高学歴や一流大学にむけて新たなコンプレックスが湧き出てきました。



グラス



精神分析学者のアドラーは「人間であることは劣等感を持つことである」と伝えられ、アドラー心理学は「劣等感の心理学」と呼ばれることがあるそうです。

劣等感とコンプレックスを同じように説明している書もあるようですが、コンプレックスは複合的な感情。無意識下の複合的な心理表象。つまり、不安、劣等感、不満、怒り、逃避、或いは、人類が昔から自分の身を守るために持っている本能的に弱点を補う心理などの複合的なものです。

それも踏まえた上で、人には、容姿、性格、頭脳、運動神経、財力などもろもろのコンプレックスがあります。 私はどちらかと言えば、コンプレックスに蓋をするタイプ。

蓋をしているので、根底あるコンプレックスがストレスとなって、暴飲暴食、他者への怒り、ひきこもり、病気など形を変えて出てくるのです。私の場合は、ひきこもりはなく、暴飲暴食が病気として出てきました。


価値観の否定


コンプレックスに蓋をしていた十代の頃、「進学することに自由を感じない」などと、わけがわからないことを言いながら、価値そのものを否定し、感情の置き換えをして進学を否定することで、コンプレックスの対象になる価値を下げていたような気がします。

一見、自分が壊れないための応急処置に見えますが、僻み根性まるだしです(笑) しかし、いつの頃からか、コンプレックスを受け入れるようになって、新しいことにチャレンジすることが多くなりました。

コンプレックスを受け入れたのは、自己啓発の本などではなく、エネルギーが強い人との出逢いだったように思います。自らコンプレックスをさらけ出せるようになると面白いくらい世界観が変わり始めます。



【小さな実践】
コンプレックスと劣等感の違いは何か 今まで考えたことがないことを意識してみる



 

この記事を書いたプロ

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小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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