ふたを開けてみると・・・―もと秀才の行方・・昔はお勉強のできる子だったのだが・・―Ⅰ
製菓会社?!?
家で地上波放送のテレビは全く観ないので、たまに町の食堂などに入ったときに、ついているテレビがあれば観るともなく観ることもあります。そんなときでも、画面に見入るということはなく、「ああ、なんかやっているなあ。」程度の興味しかありません。
そんなある日、テレビの画面とは反対側、つまり、テレビに背を向ける格好でテーブルに座り注文した料理を待っていると、アナウンサーだかコメンテーターだかが話す言葉が途切れ途切れに聞こえてきます。テレビの位置からは一番遠い席だったので、はっきりとは聞こえません。
そんな中、やたらと「製菓会社」という言葉が多く使われているように聞こえました。「製菓会社・・・また、食品偽装でもあったのかな?」と、母の実家がまさに製菓会社なので、やや気をつけながら聞いていると、どうも話している内容がそういったことではなさそうです。
ああ、あの話だったのか
そこで私は、ようやく振り返ってテレビの画面に集中してみました。そうするとスタジオでは、なにやら深刻な表情で司会を始めタレントやらコメンテーターやらが話しています。よーく聞いていると、そのときのテーマはジャニーズについてでした。
テレビを観ない私でも、今その話題がマスメディアなどでは持ち切りらしいということぐらいは知っていました。ということで、先ほどから私が「製菓会社」と思っていたのは「性加害者」つまり、ジャニーズ事務所の亡くなったあの経営者についての話題だったのです。
あんまり使わないよね
セイカガイシャ・・・なるほどねえ。ワープロで打っても「製菓会社」としか変換されません。よく考えてみれば「性加害者」というのは、今回登場した普段はあまり使われない新しい言葉ということになるのではないでしょうか。
これまでも「性被害者」という言葉は、おそらくニュースなどでもときどき使われていたと思いますが、そういった事件の犯人であり犯罪者のことを、わざわざ「性加害者」と呼ぶことはありませんでした。犯罪者は犯罪者だからです。
今回、こんなもって回った言い方が登場したのは、まだ何かあの亡くなった彼に対する若干の配慮みたいなものがあるのかな、と少し不思議な感じがします。今後、ジャニーズ叩きはますます激しくなるでしょうから、やがてそんなもって回った言い方もしなくなるかも知れません。
セイカガイシャ・・・日本の世相が生んだちょっと不思議な言葉だったので、どーでもいい話とは思いながら書いてみました。
これは以前、私がテレビに出たときの映像。
本文とは何の関係もなくてすみません。
追記:いつも読んでいただきありがとうございます。
まあこの通り、いささかユニークな税理士です。
「こんなこと、相談しても大丈夫だろうか?」
といった、我々の専門外のお話についても、
構いませんので一度持ち込んでみてください。
普通、税理士が受けないようなご相談にも、
かなり幅広く対応いたします。
なにかしらヒントになるような
ご解答はお示しできると思います。
ご縁をいただければ幸いです。