突破できるのか、業界の常識というハードル―業界の常識は世間の非常識??―Ⅱ
[売れる仕組みになっているのか]
理想的には「際立った特長」を持つといったことが、目指すべき路線にはなります。
しかし、ここに特化するのはかなり高いハードルといえるでしょう。
もう一つの考え方は、「自分の手掛けている商売を、ちゃんと売れる仕組みに仕上げておく。」ということです。
それはごくごく基本的なところから始まります。
例えば、
・看板は見やすい位置にちゃんと立てられているのか
・駐車場は出し入れしやすい状態になっているのか
・従業員は笑顔で接客しているか
・常に欠品が出ないような在庫管理ができているか
といった、極めて基本的なところから始まります。
これらはまだ「売れる仕組み」以前の問題と言ってもいいでしょう。
本当の意味での「売れる仕組み」というのは、もっと突っ込んだレベルの話になりますので、もちろんこれだけでは全く足りません。
それには、
・HP(ホームページ)は分かりやすく、受注しやすい形に作りこんであるのか
・クレジットカードや利便性の高い電子取引に対応できているか
・メディアやSNSを駆使した情報発信は継続的に行なわれているか
・それらの情報発信が販売促進と有機的かつ効率的に結びついているか
といった課題が問われることになります。
ビジネスの世界における現代戦は、基本的な仕組みの上に、更に積み上げなければならない高度な課題がいくらでもあることになるのです。
このように、商売における近代戦は、複雑かつ結構高度です。
昔のように、ただひたすら額に汗して働けばなんとかなる、といったシンプルなレベルで済む話ではありません。
いろいろ勉強してもなかなか追いつかない。
つづく
【お知らせ】
海江田事務所は、少々不便な立地(かなり田舎なもので・・)です。
にもかかわらず(むしろそのために)極めて眺望の優れたリゾート施設みたいなオフィスです。
とても感じの良い(?)女性スタッフが淹れたてのコーヒーでおもてなしいたします。
これまでの税理士事務所のイメージを覆すような明るい雰囲気。
是非、一度遊びに来てください。
税務に限らず、経営全般のごご相談に応じます。
5年後の我が社が「見える化」できてすごくよかった、というノウハウもありますよ。
皆様のお役立てることを心掛けています。