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コラム
「タイプ」ではなく「レベル」を伝えたかった―異なるビジネス慣習、地域性との戦い―Ⅴ(おしまい)
2019年10月4日
[目指すは、地域の事情に合った最高レベルのビジネス方式]
東京主義だ、なんだと散々揶揄されたものの、自らのビジネスは、なんとか伸ばしてきた私ですが、決して「東京主義」や「東京方式」といったものを貫こうとしたわけではありません。
地域性ということを考えれば、ビジネスといえどもその地域の「タイプ」にある程度合わせていく必要はあると思います。
その地域の特性や慣習を全く無視してビジネスを展開していくことは難しいからです。
しかし、ビジネスの「レベル」については、常に自分が出来得る最高地点を目指すべきですし実行するべきです。
「タイプ」はある程度それぞれの地域に受け継がれて行くとしても、ビジネス全般の「レベル」は時代とともに明らかに進化していくからです。
私が実行しようとしたのは「東京主義」といった「タイプ」としての自己主張の強いものではありませんでした。
そうではなく、しいて言えば自分が学んできた東京におけるビジネスの「レベル」といったものだったのではないかと思うのです。
もっと言えば、それは「東京レベル」などと呼べるものですらなく、ビジネスをやっていれば当たり前の考え方や行動を、できるだけ一流企業と呼ばれているそれに近づけたい、と頑張っただけのことだったと思います。
しかしながら、ただそれだけのことを実行するだけで、地方では際立って見えることもあるということなのです。
当初
「あんたのやり方は東京主義だ。」
と非難し揶揄していた人たちも、今はもうそんなことは言わなくなりました。
とはいえ、私がお勧めする様々な現代的な手法に、まだそれほど乗ってくるという訳ではありません。
そこをこじ開けていくのが、これからの私の大きな役割だと思っています。
これから私は、いわゆる「東京主義」や「東京方式」や「東京レベル」といった、バイアスのかかった言われ方ではないものを目指す必要があります。
たぶんそれは「地域の事情に合った最高レベルのビジネス方式」といったものになるのでしょう。
それを顧客である経営者の皆さんに、できるだけ分かりやすく、かつ粘り強く伝えていきたいと思っています。
これからも伝えます。
おしまい
つづく
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