どこでやるのか、は大事?―考えてみよう、立地というブランド―Ⅰ
[様々な課題が山積みなのが企業経営]
主婦は家事を家族の分まで含めてこなすのですから、今の自分に人の分までできるかと問われれば「とても無理。」と答えるしかありません。
さて、それではビジネスの方はどうでしょうか。
前回、家事は細かい気配り目配りの連続である、と書きましたが、仕事も全く同様のことが言えると思います。
まず、売上を立てるためには、何といっても取り扱う商材が必要になります。
その商材は世の中に必要なものでなければ、売りが立つはずもありません。
尚且つ、それがかなり魅力的なものでなければ進んで買ってはもらえないのです。
それでは、魅力的な商材とはいったいどんなものでしょうか。
それは、品質、形状、デザイン、大きさ、色合い、使い勝手、機能性、そしてなんといっても価格といった条件が必要になります。
こういった条件がバランスよく揃うことで、初めて「売れる商品」というものが出来上がることになるのです。
私の仕事であるサービス業も同様のことが言えます。
サービスの質、レベル、配慮、利便性、スピード、今日性、コストパフォーマンス・・・・どれをとっても穴があってはいけないのです。
やはり、バランスが必要ということになります。
さて、商材がそろったとしても、これを売り込まなくてはビジネスとしては成立しません。
売るためには、宣伝、営業、販促などの事業活動が不可欠であり、最終的に決済、回収が行なわれてようやく商売は成立するのです。
これら全体を「経営」という観点で俯瞰すれば、前述した商品戦略、販売戦略(営業戦略)の他にも、人事、労務、経理、財務、総務、福利厚生、新規事業といった管理業務を含めて、様々な課題が山積みなのです。
ホワイトボードを使って経営を語る。
つづく