突破できるのか、業界の常識というハードル―業界の常識は世間の非常識??―Ⅰ
[主婦は家事を家族の分まで含めてこなす]
家事というのは同時にいろんなことを考えなければなりません。
女性と男性では男性が得意とする、何か一つのことにに没頭する、というスタイルでは成り立たないのが家事なのです。
例えば料理ですが、自分で作って自分で食べるとなると、すべて自分で段取りしなければならないわけです。(ま、当たり前ですが・・・)
熱いもの冷たいもの、冷めたらまずいもの、冷まして食べるもの、味を滲みこませておくもの、直前に味付けするもの、乾いたら味が落ちるもの等、実に様々なので、食べるその時に一番いい状態に持っていかなければなりません。
野菜を炒めるだけでも、なかなか火の通らないものと、すぐにしなっとなるものとでは入れる順番が違います。
まあ、普段からやっている人にとってみれば
「何を今さら馬鹿な!あったりまえじゃないか!!」
と思うかも知れませんが、こちらはすべて学習しながらの作業となるのです。
と、こんなことをやりながら、さらにその上で、テーブルの上を片づけて、台拭きで拭き上げて、いろんな用途の食器の準備をして・・・といったことを、ほぼ同時進行でこなさなければならないのが家事なのです。
これをすべて一人でやるのは大変だ、と書きましたが、考えてみれば主婦はこの家事を家族の分まで含めてこなすのですから、もっと大変なことになります。
自分のことだけでも四苦八苦している今の自分に、人の分までできるかと問われれば「とても無理。」と答えるしかありません。
これくらいできれば大したもんだが・・・
つづく