根性が違う、100歳の経営者魂―店長を震え上がらせた祖母の営業トーク―Ⅰ
[事前の準備で仕事のやりやすさがまるで違ってくる]
さて、カミさんの留守に際して、家事をやるようになった結果、一番の課題はやはり料理であることに気が付きました。
人間は一応3食食べなければならないからです。
ならない、ということもないのでしょうが、私は朝からきっちり食べる方なので、なんとかしなければなりません。
そうなると、常に食事というよりは「料理」のことを考えていなければならないのです。
単に「食事」を済ます、ということだけだったら外で食べれば済むことではありますが・・・
私は、昔から外食はそれほど苦ではなかったので、ほとんどをそれで済ますこともできるといえばできます。
ただ、それではせっかくの今回のチャンスの意味がありません。
そう自分に言い聞かせて、料理にもチャレンジしようと思っているのです。
というように、たまたま1人暮らしを余儀なくされた男が、ちょっと家事に挑戦するというだけで随分大袈裟なことであります。
ガタガタ言うほどのことではありません。
今回のテーマ「経営と家事の共通項を考える」ということでいけば、何といっても「段取り」が大事ということでありましょう。
事前の準備で、仕事のやりやすさ、手間、時間、仕上がりなどがまるで違ってくることを、料理を通じて発見しました。
今回のように、家事初心者の私みたいな人間だったらなおさらであろうと思います。
ベテランになれば、「段取り、段取り・・・」などと、意識しなくても頭の中で自然に組み立てができていて、てきぱきと進められるのでしょうが・・・・
こんなの作れません・・・
つづく