笑いのツボっていろいろだよね―ジェネレーションによって違う「何が可笑しいのか・・・」―Ⅰ
[俺だったら絶対お伺いを立てたりしないのに・・・]
また、もうこれも何年も前の話になりますが、お隣のM県では、若い税理士が集まって意見交換をしたり、勉強をしたりする場がなかったらしいのです。
そこで、M県の若手税理士が、私がかつて所属していた「鹿児島青年税理士クラブ」みたいな若い税理士が集まる会を作りたいと思ったことがありました。
ところが、その時もどういう訳か、私の知り合いであるその若手税理士は、年配の先輩税理士に
「こういうグループを作りたいと思うのですが、いいでしょうか?どうでしょうか?」
と聞いたというのです。
案の定、その時の答えも「やめておけ。」というものでありました。
「いいじゃないか。そう言うチャレンジは大いに歓迎だ。応援するからにやってみたまえ。」
などとは決して言わないのです。
その話を後で聞いた私は
「なんでいちいちお伺いなんか立てるんだよっ!ばっかじゃないの!」
と、憤ったのを覚えています。
「俺だったら絶対お伺いを立てたりしないのに・・・」
税理士の、特に年配の税理士の保守性を考えれば、そんな提案に支持する方の返事なんか返って来るわけないだろう、と、何とも腹が立ったのです。
それをわざわざこっちから聞くなんて・・
若手がこういう新しい試みにチャレンジするときは、同志を募って自分たちの意思でとっととやるしかないのです。
作っていいものかどうかなどと、年長者にお伺いを立てることなんか何の意味もないと思います。
強いて言えば
「作ることにして大体の形は出来上がりましたが、何か細かい点で注意することはありませんか?」
程度だったら多少意味はあるかも知れません。
それでも相手は選ぶべきで、建設的な助言をしてくれそうな先輩(いれば、の話ですが)に聞くべきでしょう。
とにかく作ってしまった後だったら、おそらくそれを「つぶせ!」といった過激なことまでは先輩連中も言わないだろうと思います。
その点でもまた彼らは保守的なのです。
西郷どんだったら何と言ってくれたかなあ~
つづく