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海江田博士プロは鹿児島読売テレビが厳正なる審査をした登録専門家です

伝統の破壊と再生―日本酒の挑戦―Ⅳ

海江田博士

海江田博士

テーマ:中小企業経営を考える

経営革新を推し進める際には、自社内部の改革に着手するだけではなく、その時代の外部環境にも目を配る必要があります。
外部環境が極端に変化した場合、企業内部の改革だけでは対応しきれないからです。

そういった時代の変化について次のように述べられています。
― 桜井氏は
「日本酒が売れなくなったのは、日本酒に求める機能が変わっていたにもかかわらず、酒蔵がそれに対応してこなかったからです。」
と言う。
これは一つには、酔いつぶれるまで酒を飲むといった飲酒の習慣が廃れたということがある。
「以前と同じように量を飲んでもらうことを前提とした経営では生き残れません。ほろ酔いでも楽しめる酒を造ろう。そう思って挑戦したのが「獺祭」です。」 ―

我々が学生時代(昭和27年生まれ)アルコールを口にするときは、へべれけになるまでのみ続ける、というのが通り相場だったような気がします。
その後社会人になっても、若いうちは、同僚と飲むときも先輩におごってもらう時も、品よく嗜むといった飲み方はまずありえなかったのです。

しかし、そういった飲酒事情はだいぶ変わったようです。
暴飲といった行為を今の若い人たちは好まないようでもあります。

まあ現象としては、ある意味健全なことなので、悪い話ではないのですが、酒を提供する側からは「量が捌けない」という問題が出てくるのです。
ここにおいても「質への転換」という課題の解決が求められるのです。



まあ、お酒の席は何かと楽しい訳ですが・・・

つづく

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海江田博士
専門家

海江田博士(税理士)

税理士法人アリエス

税務相談はもちろんのこと、従来の税理士としての職務に留まらず経営者自身で革新できることを目指した支援を続けています。日本経済をしっかりと支えられる強い基盤を持った中小企業への第一歩のお手伝いをします。

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