どこでやるのか、は大事?―考えてみよう、立地というブランド―Ⅰ
さて最後は、上位の2割。
常に新しいことへのチャレンジの必要性を認識し、自らの事業についてなにかしら創意工夫し、トライアルを繰り返す経営者です。
このタイプの経営者はこれまでのやり方が通用しないことに対して覚悟ができています。
先代からの教え、これまでのやり方に対する未練、未知への恐れ、リスクに対する責任感等々様々な壁があるにもかかわらず、次の一手を打っていくことのできる経営者です。
そうしなければ生き残れないことを自覚しているからにほかなりません。
こんな経営者が上位の約2割、いればいいのですが、実際はもっと少ないかも知れません。
極めて正確という訳ではありませんが、私は上記のような経営者がそれぞれ2:6:2くらいの割合で存在しているような気がしています。
とはいえ、こんな風に分析だけをしたところで意味がありません。
我々会計人は実務家であって評論家という訳ではないからです。
分析で終わっていたら「だから何?」の世界になってしまいます。
さてそこで、私としてはトップの2割と接触する機会があったら、専門性を活かして、できるだけ彼らの試みがうまくいくように支援するつもりです。
いくらやる気があっても、未知へのチャレンジにはリスクが付きものだからです。
そのリスクをできるだけ回避できるようにサポートをするのです。
遥かなこの海に向かうようにチャレンジしたいですね。
つづく