歴史の虚妄について考える―フィクションとしての歴史に向き合う―Ⅲ
どんなふうに変わったかは、今回の主旨ではありませんので詳しく述べることは避けますが、とにかく
「日本の文明は、黄河流域発祥の中国文明が長い時間をかけて伝搬したもので、古代から中世にかけて、日本は中国の文明に後ろから追随する遅れた国だった。」
という私の学習成果は大いに間違ったものらしいのです。
これは何も、現在の日中関係が悪化しているから俄かに浮上してきた珍説というわけではないようなのです。
もちろん昔、中国の影響も受けるには受けたのでしょうが、日本はそれ以前から独自の文明、文化を育み発達させていたというのです。
こんなことを今頃書くのは、私の不勉強ぶりをさらしているようなもので、とっくに知っている人にとっては笑止千万なのかも知れません。
とにかく今後も新しい歴史の解釈についてはちゃんと勉強していく必要がありそうなのです。
さらに細かいところでは「いい国作ろう鎌倉幕府」或いは「武士にいい国鎌倉幕府」と習ったと記憶しています。
鎌倉幕府ができたのは「いい国、即ち1192年」という語呂合わせでした。
これも今では違っているらしいのです。
現在では1185年説が有力なようですが、これだって後世どうなるかわかったものではありません。(ちなみに1185年は「いい箱」と覚えるようだ。)
つづく
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