10年後に無くなる職業Ⅱ
私の息子も、学部卒業の時、なかなか就職先が決まらずに四苦八苦していました。
その後大学院に進み、就職事情が好転したので事なきを得ましたが。
「こいつらの世代にもうつけは回せないなあ。」とつくづく思います。
福祉の面では少し譲っても、この世代が生き生きと働く姿を私は見たいと思うのです。
そのためには冒頭のテーマ「民主主義の限界」に触れない訳にはいきません。
民主主義というのは選挙制度の上に立脚しているため、下手をすればエゴのぶっつけ合いになりかねないと思いますし、実際そうなっています。
高齢者が手厚い福祉を要求してやまなければそのしわ寄せはどうしても若い世代に行くのです。
このような世代間のエゴばかりではありません。
そのほかにも、エゴが頭をもたげてくる要素はいくらでも転がっています。
業界のエゴという奴も実に厄介なところがあり、国あるいは国民全体の利益よりも自らの業界に有利であることを要求する場面にしばしば遭遇します。
そのつけは「誰か知らんが誰かが払ってくれ。」という理屈になるのです。
地域のエゴという奴もあります。
かつて地元選出の代議士は、国益全体の優先順位などお構いなく、道路、橋、体育館といったハードをおらが地元に持ってくるのが仕事のように言われていました。
これなども、借金1000兆円に大いに貢献(?)していることだろうと思います。
つづく
お知らせ】
海江田事務所は不便な立地(かなり田舎なもので・・)
にもかかわらず(むしろそのために)極めて眺望の良い
研究施設みたいなオフィスです。
とても感じの良い女性スタッフ(?)が淹れたてのコーヒーで
おもてなしいたします。
是非、一度遊びに来てください。
税務に限らず、経営全般のごご相談に応じます。
5年後の我が社が「見える化」できてすごくよかった、
というノウハウもありますよ。
皆様のお役立てることを心掛けています。