したたかな人生、祖母の思ひ出―この人だけは敵に回したくないと思わせる人―Ⅰ
週末の土曜か日曜日のどちらかは必ず、カミさんと二人で車で15分くらいのSC(ショッピングセンター)まで買い出しに行くのが我が家の習わしとなっています。
駐車場に車を止め、SCの入り口で小ぶりのショッピングカートに備え付けのかごを2つ乗せて、次の1週間分の買い物をするのです。
これが、ここ数年続いている我が家の買い物スタイルであります。
二人で必ず行くのは、運転の嫌いな家内の代わりに私が運転手役を務めるのと、ジュースや牛乳などの飲物類をまとめて買うと結構な重量になるので、その運び役を引き受けているからです。
さて、SCに行くとそこを訪れている主な顧客はもちろんファミリー層になります。
ただ、よく見ていると、ファミリーと言っても単独の人もいれば、母子連れ、家族全員、3世代揃って、と、その形態は様々であります。
その中にたまに少し年配の夫婦二人連れがいます。
おそらく私たち夫婦と同じような状況の人たちであろう、と推察されます。
つまり、子育てがほぼ終わり夫婦二人になって、こういう日々の生活を送っているのだろうと思うのです。
自分たち夫婦の日常を考えながら、この夫婦で行動する人たちのことにもしばし思いを寄せてみました。
つづく