トップの「意識」によって政治も経営も変わる!―「被害者意識」・・そのもたらすもの―Ⅱ
以前、独裁者について、テレビで特別番組を放送していたことがありました。
その中で、東欧ルーマニアの独裁者チャウシェスク夫人エレナ・チャウシェスクについて詳しく取り上げていました。
エレナ・チャウシェスクは国家元首夫人として欲しいままに権力をふるい、ルーマニア国民を大変に苦しめた張本人です。
1989年、ルーマニア革命の際に夫のニコラエ・チャウシェスクとともに銃殺刑に処されました。
歴史上のこれまでの独裁者、ヒットラー、スターリン、アミン、西太后、サダムフセイン、ポルポトいずれにしても他者に対して極めて冷酷非情な仕打ちを行なっています。
この「他者」というのは敵国の軍隊であったり、隣国の支配者であったり、国内の政敵であったりもしますが、それは時として自国民であることもあります。
エレナ・チャウシェスクも、自国民に対して支配者として極めて残酷で苛烈な仕打ちを行なったのです。
何故彼女は何十万人もの国民を犠牲にするような行為を成し得たのか?
番組は終わりにこの疑問を投げかけていました。
つづく