専門領域と一般領域の境界―大事だよね、退屈させない専門性の伝え方―Ⅲ(おしまい)
HPにはその事務所のいろいろはメッセージが込められています。
しかしながら、時々インターネットを覗いてみると、中には業者あつらえのフォームそのままで立ち上げて、その後ほとんど更新していないものも多いようです。
これは下手をすれば「私は形だけはITの世界に参加しましたが、本当はほとんど関心がありません。」というメッセージと捉えられかねません。
こうなると、その事務所のためには、HPも却って逆効果になってしまうでしょう。
私の事務所の場合、このブログ、職員の責任編集である「税務ニュース」、セミナーその他各行事の事前のお知らせ、その行事の事後報告、ボリュームのあるメルマガ等々、様々なメッセージを発信するように工夫しています。
私の事務所では、私も職員たちもそれなりにみなさんにお知らせしたいと思っている項目や内容が多いのです。
これらの努力を、私たちのメッセージとしてとらえてくれる人たちがうんと増えてくれることを願っています。
そのために、日々情報を発信することで、その鮮度を保つよう苦心しているのです。
さて今回は、「税理士に対するいくつかの誤解」というタイトルと、実際に書いた中身が少し遊離してしまいました。
後半は特にHP(ホームページ)の記述に終始してしまいました。
今回言いたかったのは、税理士側には「特に説明しなくても我々の業務について世間は分かっているだろう。分かっているはずだ。」という錯覚があるということ。
反対に顧客側には「税理士なんてどうせどれも似たようなものなんだろう。」という誤解があるということなのです。
税理士が思っているほど世間の人は税理士の仕事については知らないし、顧客或いは顧客候補が思っているよりも、税理士或いは税理士事務所の個々の中身(サービス等)については相当の差があるのです。
つづく