私の仕事史「マイ チャレジング デイズ」―バブルを横目に、かくもエキサイティングな日々―Ⅰ
【仕事の教訓Ⅲ】
営業においては、相手がどんなビッグネームでもとりあえずアタックしてみよう、やってみるべきだ、と思いました。
もともとこちらは無名で小さな存在です。
例え相手にされなかったとしても、駄目元なのだから、と思ったのです。
但し、アタックするにも最低限の条件があります。
それは、こちらのスタンスだけははっきりさせておく、ということです。
私は、自分たちの会社が「これこれのことができます。これこれに関してはは自信を持っています・・」と伝えました。
それでも、全く接点がなければ諦めざるを得なかったと思います。
但し、ちょっとでも食いつくことができたら、あとははったりをかましてでも受注は取る覚悟でした。
多少、背伸びしたり、自分たちの枠を広げていくことはやむを得なかったのです。
そうしなければ、マーケティングやコンサルティングの世界でのし上がっていくことはできないと感じていました。
しかしながら、怖いのはそれからです。
かなり背伸びして受注を取るわけですから後はまあ地獄です。
本当に全知全能を振り絞って案件への対応を考えました。
そして方針を決めると、その後はひたすら昼間はリサーチ、夜はレポート書き、と身体を削るような労働集約型の日々が待っています。
私たちの会社は常に不夜城でした。
つづく