MADE IN JAPAN・・・かつてのイメージについてⅡ
仕事柄、「景気」について「どうですか?」と、よく聞かれます。
今年の年頭もあちこちで聞かれました。
私の答えは「良くなると思いますよ。いや、良くなりましょう。」です。
まあ、私の場合、これはいつも変わりません。
ただ、正直言って世の中の「景気」とやらが、体感としていいのか悪いのか私にはよくわからないというのが正直なところです。
目安となるのは、マスメディア等によるマクロ経済上の統計的な数値になるのでしょうが、身近な実感としてはピンとこない、というのが偽らざる感想なのです。
年頭の話ではなく、普段「景気がいいですか?悪いですか?」と聞いてくる目の前のお客さん(お客さんに聞かれることが多いので)がどうなのかは分かっています。
大抵、業績の思わしくない顧客がそう聞いてくることが多いのです。
期待している答えもおおよそ検討がついています。
「いやあ、景気が悪いですからねー。御社だけでなく、他の会社の業績もなかなか厳しいですよ。」
と言って欲しいのだろうと。
しかし、私は決してそうは答えません。
「どの業界にも(業績の)いい会社と悪い会社がありますよ。」
としか答えないのです。
おそらく聞いたほうは期待が外れて、少しがっかりしていることでしょう。
とはいえ、正直なところこれが私の実感なのです。
私の事務所のお客さんの事業が、世の中の「景気」という奴にそれほど左右させられているとは思えないからです。
つづく