したたかな人生、祖母の思ひ出―この人だけは敵に回したくないと思わせる人―Ⅰ
さて、今回のメインテーマは、その確固たる高いレベルの「正悪」「正誤」の判断基準とは何か?ではありません。
世の中の流れや状況の変化によって日々変化してしまう「正悪」「正誤」の判断基準を改めてちゃんと考えてみようじゃないか、などという趣旨ではないのです。
そうではなく、
極めて主観的な「好き嫌い」の判断基準でものごとを進めてもいいのではないか?
「好き」というだけで進めたらどうなる?
というテーマについて考えてみたいのです。
嫌いなことはやらない、好きなことだけ続けていく、という姿勢でビジネスに向き合ったら一体どうなるのでしょうか?
こんなことを書くと
「いい年をした男が好き嫌いで物事を判断するものじゃない!ましてや仕事に持ち込むなどもってのほかである。嫌な仕事も我慢して続けるのが大人の男というものだ。」
という尤もな指摘の声が聞こえてきそうです。
まあ確かに、嫌いなことにはあまり真剣に向き合わず、比較的好きなことだけに取り組み続けてきた私の人生など、お世辞にも褒めたものでないことは重々承知しています。
つづく