変革と向き合うということⅠ
ところで、同じ「変革」或いは「変える」と言っても、全く異なるケースもあります。
それは例えば、部屋の「模様替え」です。
これは、別に強制されている話ではありません。
インテリアを変えようが変えまいが、誰に何の影響もある訳ではありません。(少なくともその部屋の住人以外にはさほどの影響はない。)
にもかかわらず、人はときどき「模様替え」なるものを実行します。
これはそれを実践することによって、それまでなんだか淀んでいた自分の気分を転換することができれば、とかリフレッシュして新鮮な気持ちになれれば、と考えるからでしょう。
女性の場合、髪型を変える、という変革を自ら実行することもあります。
これも何か今の気分を一新したいというマインドの表れなのでしょう。
あまり頻繁に髪型を変えたりしない男性からはなんだか理解しがたい心理なのです。
更に、仕事上の変革と部屋の模様替え的なものとの中間に、例えば「お店のリニューアル」といったことがあります。
或いはデスク毎にパーテーションをつけてオフィスの雰囲気を一新するといったことも行なわれます。
これは陳腐化したインテリアや機能的でなくなったオフィス導線などをよりきれいに快適にといった目的で行なわれる、ややオフィシャルな変革です。
つづく