ランニングを三日坊主で終わらせないコツ
スピードを出しすぎず、たまには走らない日を作る

東京マラソンが終わりましたが、練習不足を痛感した人も多いのではないでしょうか。また、応援に行き「来年は自分も走りたい」と思った人も少なくないと思います。しかし、来年に向けて練習をしようと意気込んでも、ランニングというのは三日坊主になりやすいものです。やめた人の約7割は半年続かなかったというデータもあるようです(スポーツメーカーのデサントの調べ)。では、三日坊主にならないためには、どうすればいいのでしょうか。
◆スピードを出し過ぎない。
これは初心者ほど陥りやすい失敗ですが、ランニングを始めようと勢いよく外へ飛び出すと必ずスピードを出し過ぎます。すると、翌日は極度の疲労や筋肉痛に見舞われ、練習に行くことが億劫になります。ストレスがたまっていくと長続きしません。まずは物足りないくらいのスピードから始めることが大切です。
◆たまには走らない日をつくる。
マラソンを目的にしている人は、距離を踏むことが重要なのは確かです。ダイエット目的で走る場合も、毎日走らなければいけないと思ってしまう心情もわかります。しかし、自分の体力や年齢、メンタルの強さなど、さまざまな要素が重なり、個々のレベルには差が生じますので、たまには走らない日をつくってみましょう。
ただ走らないのは罪悪感にかられ、それがストレスになってしまうこともあるので、気分転換を兼ねてサイクリングをしたり、ケガをしないために筋トレなどの補強運動をしたりすると良いでしょう。積極的な言い訳をつけて走らないことも、長く続けるためには必要です。
身近な目標を立て、アプリを使いながら遊び心を大事に
◆身近な目標を立てる。
東京マラソンのエントリーは抽選です。出場が確定していない大会に向けて練習を続けるなどしてモチベーションを保つのは大変です。幸いなことに日本は一年中どこかで必ずマラソン大会が行われています。5㎞や10㎞という短い距離でも構わないので、大会に出場することを目標すると、モチベーションは自然と維持できます。
◆スマホアプリを使う。
最近はスマホでもランニング系のアプリがたくさんあります。走った距離がわかったり、消費カロリーがわかったり、そのデータが保存されるため、自分の努力が数字で確認できます。努力が数字という形ではっきりと表れ、データとして残るというのはモチベーションの維持にはとても役立ちます。また、GPSとの連携で、地図上の知らない場所を目的地に設定すれば、ちょっとした冒険も楽しめます。やはり継続させる上で、遊び心というのも大事です。
「ランニング=辛いもの」、このようなイメージがあると思います。逆に、辛くなければ継続することはそんなに難しいものではありません。三日坊主にしないためには「ランニングをいかに楽しむか」、そこが大切なのではないでしょうか。
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