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自閉スペクトラム症の方々への関わり方の工夫 ~「平面の世界」を意識した問いかけ方②~

岸井謙児

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テーマ:発達障害を考える

昨日は、自閉スペクトラムの方々への関わり方の工夫として「平面を意識した問いかけ方の工夫」を紹介しました。言葉と言うのは、口から出たとたんに消えてしまうのでなかなか最初から最後までの文脈のつながるがわかりにくい、という側面があります。特に日本語の場合は、主語が省略されたり、文脈の最後に述語が語られたりと、とてもわかりにくいのではないでしょうか。英語なら主語⇒述語が先になるので、内容についてのこころの準備ができますけどね。

例えば「AとBとがありますが、どちらを取りますか?」と言うより「2つの中からどちらか選んでください。一つ目はA,二つ目はB」と言われた方が、分かりやすいのです。

こう言う工夫とは別に私が最近多用している方法があります。それはフローチャート図の利用です。これはある当事者の方が自分の奥さんとのトラブルについて、「一体何がどうなってこんなトラブルになったのか?」とご自分の頭の整理のために使われていた方法です。

これがとてもわかりやすい。何より図示されて、文脈が見やすい。先にあげたAとBから一つを選ぶという課題の場合、こう言う具合になります。



ちょっと見にくいですが、一目で流れがわかるので理解しやすいですよ。今回は簡単な例でしたが、いろいろな場面に応用可能です。一度試してみてください。
     

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岸井謙児(臨床心理士)

カウンセリング・オフィス岸井

カウンセリング暦35年。子供から大人まで、うつ・対人関係の悩み・発達障害・不適応・ひきこもりに関わる問題に丁寧に、かつ誠実に対応します。また全国から電話・スカイプなどでも相談を多数受け付けています。

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