自閉症に対する無理解が引き起こした悲劇 「彼女の名はサビーヌ」
私は職業柄、よく自閉スペクトラム症や他の発達障害の方々とお会いしますが、いつも思うことは、「発達障害」と言っても十人十色、一人一人皆違うなぁ、ということです。しかし考えてみれば、それは当たり前。だって、発達障害であろうがなかろうが、他人はみな違う、一人一人顔が異なるように独自なのですから。
でも、例えば、「男の子」とか女の子」、あるいは「若者」「老人」、「日本人」「外国人」などとあるレッテルでひとまとめにしてしまうと、なぜか「男の子らしい」とか「女の子らしい」イメージが湧いてきたり、「中学生らしく」とか「高校生らしく」いなければならない、と言うようなステレオ・タイプのモデルができてしまうのです。最近では、テロのISの関係で「イスラム教徒」や「アラブ系民族」と言うものにも、ネガティヴなステレオ・タイプのイメージができつつあります。
「自閉症」とか「発達障害」などと言うレッテルも実は同じ。最初に述べたように、確かに或る面では共通した特徴はあるものの、全体として人は皆異なるのが当たり前でしょう。
ここに紹介する動画は、自閉スペクトラム症の女性のスピーチですが、その中でも「自閉症者というとレインマンを思い出す」人が多い、と言うようなことが指摘されています。もちろんこの方も、いわゆる「自閉スペクトラム症者の一人」であって、この方の世界が他の方と全く同じであるわけがないのですが、それを前提に彼女の語る「彼女の世界の在り様」を参考にして見てはどうでしょうか(なおもし字幕が出て居なければ、動画の下の歯車印の『設定』で日本語字幕を選択してみてください)。
「自閉症の人々は・・・」という単語を入れて検索してみたエピソードには驚きましたね。(*_*;
◇◆◇ 発達障害を考える
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