自閉症に対する無理解が引き起こした悲劇 「彼女の名はサビーヌ」
「天才スピベヴェット」と言う映画があります。
この映画の主人公は、かなり「突出した」10歳の天才科学者スピヴェットくん。
母親はちょっと変わった昆虫学者、父親もちょっと変わったカウボーイ、という家庭に生まれ育つ天才少年が権威ある科学者の賞に受賞するという映画でした。
ところが、こんなことが実際に日本でも見られるかもしれない、というビックリするようなプロジェクトが!
なにしろプロジェクトの目的が
「突出した能力はあるが,現状の教育環境に馴染めず,不登校傾向にある小・中学校生を選抜し,継続的な学習保障及び生活のサポートを提供することで,将来の日本をリードする人材を養成すること」!!
こんな突出したプロジェクトが、なんと東京大学 先端科学技術研究センターと日本財団によって創設されました。
その名も「異才発掘プロジェクト(ROCKET: Room Of Children with Kokorozashi and Extraordinary Talents)」!
どんな子どもが選ばれたか、というと
報道によると
「プロジェクトで選ばれた小中学生の中には、私たちがふだん気に留めないようなことに、こだわりを持つ子がいます。
小学5年生の男子児童は、水の流れにこだわりを持ち、水が流れそうな場所があれば至る所に水路を作って水の流れを何時間でも観察するといいます。
水路には高低差をつけたり、せきを造ったりして試行錯誤を重ね、水が流れるメカニズムを体感することで、将来は砂防ダムなどを造って社会貢献したいと考えているということです。
また、小学6年生の男子児童は絵を描くことが得意で、機械などの複雑な描写から想像上の世界観を持つイラストまで幅広いタッチで描き、5分に1枚程度のスピードで1日に100枚単位の絵を描くなど驚くような能力を持つということです」
(NHKより)ということ。
え!?これって発達障害児に良く見られる「こだわり」に共通する特徴では!?
選出された子どもが発達障害児だというわけではないでしょうが、それにしてもこのプロジェクトに参加できる条件が
「突出した能力はあるが,現状の教育環境に馴染めず,不登校傾向にある小・中学生」だと言うのですから!
これはおもしろい!期待できそう!!
もしかしたらそのうち、十代のノーベル賞が出るかも!?